産総研 東北 Newsletter
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イベント開催報告
 6月20日〜21日の期間で、国立京都国際会館で第8回産学官連携推進会議が開催されました。本会議は、『オープンイノベーション型の産学官連携による新たなる挑戦〜環境・資源制約などの世界が直面する様々な制約への対応を成長の糧に〜』をメインテーマに、内閣府・総務省・文部科学省・経済産業省・社団法人日本経済団体連合会・日本学術会議が主催したものです。約4,500名が来場した本会議にコンパクト化学プロセス研究センターからは、2つのテーマを出展しました。
コンパクトシステムエンジニアリングチームからは、『有害化学物質フリー革新的塗装プロセス』のテーマで、超臨界二酸化炭素塗装によって実際に塗装したサンプルを展示し、塗装面の高い意匠性等を来場者に確認してもらうと共に、本塗装法の環境負荷低減コンセプトを解説しました。
  材料プロセッシングチームでは、『クレースト応用例』と題して、粘土を主成分とするフィルム材料の展示を行い、次世代エネルギーである水素の利用に適した粘土フィルム材料の持つ耐熱性や高いガスバリア性に来場者の注目が集まりました。
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コンパクトシステムエンジニアリングチームの展示サンプル

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材料プロセッシングチームの展示サンプル

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展示会場
ゼオライトフォーラムを開催
 6月19日、「シリケート科学の新しい展開」をテーマとして、ゼオライト学会の主催によるゼオライトフォーラムを東北センターにおいて開催しました。
  本フォーラムでは、東京工業大学大学院理工学研究科の望月大氏が「層状ケイ酸塩のシリル化を利用したナノ空間設計」について、東北大学多元物質科学研究所の手束聡子氏が「ハイドロタルサイト様化合物の合成と環境保全への応用」について興味深い講演を行われると共に、産総研コンパクト化学プロセス研究センターからも、材料プロセッシングチームの蛯名武雄チーム長が「フィロシリケートを配向させた自立膜の機能化」について、ナノ空間設計チームの伊藤徹二研究員が「メソポーラスシリカを利用する酵素の安定化とその性質」について講演しました。講演会中や講演後の懇親会では、参加者間で積極的な意見交換がなされ、盛況のうちに会を終えることができました。
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