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内燃機関産学官連携コンソーシアム紹介

内燃機関産学官連携コンソーシアムの概要

本コンソーシアムは、国際的な技術開発競争が展開されているエンジンシステム技術の共通的な技術課題及びソリューションの共通認識を図り、我が国における当該技術のインテグレーションを加速させるため、情報収集及び情報提供等の事業を行い、会員相互の情報交換の場を提供することにより、産学官連携及び研究成果の利用の促進を図り、関連産業の発展に資することを目的として設置しました。


   

会長あいさつ

 地球温暖化抑制を図ることを目的とした国連気候変動枠組み条約では、2050年に向けて全世界の二酸化炭素排出量を半減させ、産業革命からの地球の全球平均気温上昇幅を2℃以内に抑えることを「パリ協定」として合意しました。我が国を含めた先進国では、2050年に80%削減をすることが求められる中、内燃機関に対しても厳しい意見があります。電動化を中心とした次世代自動車の普及が図られる方向が示されるものの、それでも2050年においても自動車の多くがエンジンを搭載したものであるとの予測もあり、今後とも内燃機関の効率向上は重要な課題となります。
 このような時代背景の中、自動車業界は効率向上と合わせて環境性能の向上を義務付けられ、これまでのように各社が個別にリソースを割いて対応することが難しくなってきました。共通課題として共有できるところは共有し、アカデミアの持つ現象解明などのポテンシャルを有効に活用してゆくことが必要になっています。
 本コンソーシアムは内燃機関の高度化にかかる、共通課題の研究を、産業界、学(アカデミア)そして官との連携を図りながら推進していくためのプラットホームを目指して、2017年6月に設置いたしました。その名の通り、産業界とアカデミアが一体となって活動できる場を意識したものであります。
 産業界からのニーズを受け取り、アカデミアの力を結集して効率的な課題解決を持続的に実施できることを目指して活動をしてまいります。

エネルギー・環境領域研究戦略部
イノベーションコーディネーター
西尾 匡弘

   

会員リスト(五十音順、敬称略)

アカデミア会員所属組織

京都大学
慶應義塾大学
東京大学
東京都市大学
早稲田大学

特別会員:自動車用内燃機関技術研究組合(AICE)

【AICE組合員】
いすゞ自動車株式会社
スズキ株式会社
株式会社SUBARU
ダイハツ工業株式会社
トヨタ自動車株式会社
日産自動車株式会社
日本自動車研究所
株式会社本田技術研究所
マツダ株式会社
三菱自動車株式会社

参画している産総研メンバー所属組織

エネルギー・環境領域 省エネルギー研究部門 次世代自動車エンジン研究ラボ

エネルギー・環境領域 省エネルギー研究部門 エンジン燃焼排気制御グループ

エレクトロニクス・製造領域 製造技術研究部門 トライボロジー研究グループ

材料・化学領域 無機機能材料研究部門 物質変換材料グループ

計量標準総合センター 工学計測標準研究部門 強度振動標準研究グループ

組織

内燃機関産学官連携コンソーシアム事務局


   

連絡先

内燃機関産学官連携コンソーシアム事務局

国立研究開発法人 産業技術総合研究所 エネルギー・環境領域研究企画室

〒305-8560 茨城県つくば市梅園1-1-1 中央第1本部・情報技術共同研究棟9階
電話:029-861-2005 FAX:029-862-6048
Eメール:ICEC-ml*aist.go.jp(*を@に変更して送信下さい。)


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