先端オペランド計測技術オープンイノベーションラボラトリ(オペランドOIL)は、目的基礎研究から応用研究まで一貫して取り組む拠点として、東京大学(東大)のつくば-柏-本郷イノベーションコリドー構想も踏まえて、 東大柏キャンパス内に設置しました。東大教員・大学院生、産総研研究員、企業研究者が集い、それぞれの研究シーズを融合し、広範かつ革新的な材料・デバイス・ものづくり技術へと発展させ、企業への「橋渡し」を進めていきます 。また、企業にとって本OILが利用しやすくなるよう、共同研究契約や知的財産の取扱いに関わる柔軟な制度設計にも取り組んでいます。
2024/11/13 | お知らせ | 単一状態計測チームのリサーチアシスタントの大久保 達成さんが公益社団法人日本顕微鏡学会の第67会シンポジウムにおいて学生優秀ポスター賞を受賞しました。 題目「エボラウイルス様粒子出芽過程における形質膜の動的構造解析」 |
2024/5/15 | プレスリリース | 金属のように熱を通す絶縁体のゴムシートを開発 ―様々な電子デバイスの放熱に役立つ やわらかな熱マネジメント材料の実現― 長谷川瑠偉大学院生(リサーチアシスタント)、伊藤剛仁准教授、寺嶋和夫教授(特定フェロー)他 |
2024/1/10 | お知らせ |
加工プロセス計測チームの桐原和大主任研究員、向田雅一副ラボ長、ナノ材料研究部門の衛慶碩主任研究員ら、ナノカーボンデバイス応用研究センターの沖川侑揮主任研究員らの研究グループがACS
Applied Materials & Interface誌に発表した論文のイメージ図が掲載号のSupplementary Coverに採用されました。
Transparent Patternable Large-Area Graphene p–n Junctions by Photoinduced Electron Doping Supplementary Cover |
2023/11/29 | 行事 |
2023年度OPERANDO-OIL・COMS・量子ビーム計測クラブ合同研究会をアキバホール(東京都千代田区神田練塀町3 富士ソフトアキバプラザ)で開催しました。(会場の様子)
概 要:OPERANDO-OIL、COMS、並びに産総研・量子ビーム計測クラブは合同で、「AI ・自動自律実験、計測インテリジェンス」をテーマに、材料の開発、加工、並びに計測におけるAI 搭載自立化技術に関する研究会を開催いたしました。併せて、若手研究者による先端計測技術の研究成果の発表を行いました。 |
2023/9/5 | プレスリリース | 世界最速890ナノ秒で微粒子と高分子の動きを同時に捉えた!
-高精度なタイヤゴム劣化評価の実現に近づく- 佐々木裕次教授他 |
2023/8/ | お知らせ |
単一状態計測ラボチームの三尾和弘ラボチーム長らの研究グループがMembranes誌に発表した論文のイメージ図が掲載号のCover Pictureに採用されました。
Real-Time Observation of Capsaicin-Induced Intracellular Domain Dynamics of TRPV1 Using the Diffracted X-ray Tracking Method Cover Picture |
2023/5/8 | 行事 |
2023年度JASRI・OPERANDO-OIL研究交流会をSPring-8 中央管理棟(兵庫県佐用郡佐用町)で開催しました。(研究交流会の様子) 概要:JASRI及びOPERANDO-OILがそれぞれ研究開発を進めている先端計測技術とその応⽤に関して、研究者間の交流を深め、連携の促進を図る研究交流会を開催いたしました。 |
2023/3/15 | 受賞 | 単一状態計測チームのリサーチアシスタントの坂口 正紀さんと技術研修員の稲益 礼奈さんが2022年度量子ビームサイエンスフェスタにおいて、それぞれ学生奨励賞を受賞しました。(主催者と記念撮影) 題目「回折X線明滅法を用いた劣化高分子の内部動態計測」(坂口 正紀) 題目「フルオロアルキルアクリルポリマー表面の分子動態計測」(稲益 礼奈) |
2023/1/13 | 受賞 | 加工プロセス計測チームの井上健一さん(研究当時 リサーチアシスタント、現 協力研究員)が第32回日本MRS年次大会において奨励賞を受賞しました。 題目「ヒドロキノン水溶液中プラズマによって形成したカーボン層を有する六方晶窒化ホウ素の表面電荷」 |
2022/12/1 | 単一状態計測チームおよび加工プロセス計測チームの研究紹介の動画が国際ナノテクノロジー総合展・技術会議「nano tech 2023」のオンライン展示で公開されました。公開期間は2022年12月1日~2023年2月28日です。
オペランド計測に基づく不凍タンパク質(AFP) 応用技術の開発 ~AFPの水分子クラスターと生物の低温適応メカニズムの関係~ (単一状態計測チーム 三尾和弘ラボチーム長) レーザー加工中の超高速現象を観察!(加工プロセス計測チーム 黒田隆之介ラボチーム長) |
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2022/11/29 | 2022年度OPERANDO-OIL・COMS・量子ビーム計測クラブ合同研究会をつくばカピオホール(茨城県つくば市竹園1-10-1)及び オンライン(Microsoft
Teams)によるハイブリッド形式で開催しました。(会場の様子) 概要:OPERANDO-OIL、COMS、並びに産総研・量子ビーム計測クラブは合同で、「コロナ共存社会を支える次世代バイオイメージング」をテーマに、X線やクライオ電子顕微鏡を使った最先端のバイオ分子の計測技術、市販のバイオ関連計測機器の開発動向ならびにウイルスの計測と予防への応用に関する研究会を開催いたしました。 |
2022/10/21 | 東京大学柏キャンパス一般公開2022 オンライン開催(2022.10.21)に出展しました。
サブナノメーターサイズの分子の運動や10憶分の1秒の超高速現象の観察例を紹介しました。 動画は引き続き公開中です。ぜひ、ご覧ください。 |
2022/9/12 | 加工プロセス計測チームのリサーチアシスタントの丸 征那君が第65回放射線化学討論会で優秀賞を受賞しました。
講演題目「複屈折計測による石英ガラスの超短パルスレーザー加工における深さ方向の圧力波伝播イメージング 」 |
2021/11/11 | 均整のとれたレンガ塀構造を持つ有機半導体を開発
-優れた電荷移動特性を理論的、実験的に証明- 岡本敏宏 准教授、竹谷純一 教授他 |
2021/9/10 | リサーチアシスタントの寺澤 英知君が第64回放射線化学討論会で若手優秀講演賞を受賞しました。 講演題目「超短パルスレーザー加工現象の解明に向けたポンプ-プローブイメージングにおける干渉縞解析」 |
2021/9/6 | 世界初、有機半導体で「絶縁体―金属転移」を実証
-わずか1分子の厚さに電荷を閉じ込めた有機二次元ホールガスを実現- 渡邉峻一郎 准教授、竹谷純一 教授他 |
2021/4/21 | 酸化反応により自然に組み上がる分子の集合体
-導電性高分子の電子輸送に有利な共結晶を実現- 山下 侑 氏、竹谷 純一教授、渡邉 峻一郎准教授 |
2022/3/1 |
2021年度 COMS・OPERANDO-OIL・量子ビーム計測クラブ合同研究会をオンライン開催しました。 テーマ:カーボンニュートラルに資する電池・材料の先端・オペランド分析技術 概 要:放射光X線や中性子などの量子ビームを用いたオペランド分析技術や市販の先端分析機器の開発動向ならびに電池・材料等への応用事例に関する研究会を開催いたしました。 |
2021/10/22 | 東京大学柏キャンパス一般公開2021オンライン開催(2021.10.22-23)に出展しました。 レーザー加工状態や生体分子の動態計測を実例に先端「オペランド」計測技術とその応用を紹介しました。 |
2021/3/29 |
ナノメートルスケールの凹凸加工を施した「ナノすりガラス」で超親水性を実現
-有機半導体薄膜の印刷に適した汎用的な基板として期待- 牧田 龍幸 氏、二宮 陽真 氏、渡邉 峻一郎 准教授、竹谷 純一教授 |
2021/3/8 |
令和2年度先端オペランド計測技術OIL成果発表会(2021.3.8-12)をオンライン開催しました。 |
2021/3/5 |
結晶格子の運動をピコメートル精度で追跡することに成功!
-薄膜中ナノ1粒子の動きを世界で初めて検出- 佐々木裕次 教授、倉持 昌弘 助教 |
2021/3/1 |
半導体ポリマー鎖間の電荷輸送性を高める新分子設計法を開発
黒澤 忠法 氏、岡本 敏宏 准教授他 |
2021/12/21 |
大面積有機半導体単結晶を用いた高感度の歪みセンサーを開発
-有機半導体の表面に選択的に形成された二次元電子系が鍵- 渡邉峻一郎 准教授、平井 成尚 氏、竹谷純一 教授 |
2020/12/15 |
「熱」や「痛み」を感じるタンパク質の小さい動きを高速キャッチ!
-体に優しい鎮痛薬開発のための新たな創薬指針の提案へ- 佐々木裕次教授、三尾和弘ラボチーム長、藤村章子特別研究員 他 |
2020/11/17 |
印刷できる高性能n型有機半導体単結晶を開発
-有機IoTデバイスの実現に期待- 熊谷 翔平 氏、渡邉峻一郎 准教授他 |
2020/11/5 |
強誘電体薄膜の大面積評価を可能に
-強誘電体デバイスの実用化を加速- 貴田 徳明 准教授、岡本博 教授他 |
2020/11/4 |
ポリマー半導体の「隙間」を制御してドーピング量を100倍に向上
-分子ドーピングと立体障害の相関を解明- 河野 真弥氏、竹谷 純一 教授他 |
2020/10/23 | 東京大学柏キャンパス一般公開2020 オンライン開催(2020.10.23-24)に出展しました。 レーザーやプラズマを使った不思議なお絵描きや光る微生物の観察実験を紹介しました。 |
2020/10/22 |
世界最小クラスの接触抵抗を示す電子輸送性有機半導体を開発
岡本 敏宏 准教授、熊谷 翔平 特任助教他 |
2020/8/20 |
特異な構造相転移挙動を活用した高い製造プロセス適性を持つ高性能な有機半導体を開発
岡本 敏宏 准教授、三谷 真人 特任助教他 |
2020/8/10 |
「めっき」を用いて高性能有機トランジスタを実現
-真空プロセスフリー・低コスト・低環境負荷なエレクトロニクス用電極として期待- 牧田 龍幸 氏、渡邉 峻一郎 准教授、竹谷 純一 教授 |
2020/6/ |
Surface processing of PMMA and metal nano-particle resist by sub-micrometer focusing of coherent extreme ultraviolet high-order harmonics pulses
OSA(米国光学会)発刊の全雑誌に掲載された論文の中から、 毎月数報のハイライト論文(Spotlight on Optics)に選ばれました。 黒田隆之助ラボチーム長他 |
2020/5/15 |
フェムト秒レーザー光の高次高調波によって薄膜の微細加工に成功!
-極端紫外光の回折限界集光が拓く微細加工の最前線- 黒田隆之助ラボチーム長他 |
2020/5/2 |
世界初!大気・熱・バイアスストレス耐性を有する高信頼性かつ高移動度電子輸送性有機半導体材料の開発に成功
岡本 敏宏 准教授、熊谷 翔平 特任助教他 |
2020/3/13 |
高精細にパターニングされた電極をさまざまな表面に取り付けられる手法を開発
-低コスト・大面積な有機エレクトロニクスの鍵- 牧田龍幸 氏、渡邉峻一郎 特任准教授、竹谷純一 教授他 |
2020/2/17 |
金属並みの熱伝導性を備えたゴム複合材料を開発
-フレキシブル電子デバイスの放熱シートなど、やわらかな熱マネジメント材料に- 伯田幸也 ラボチーム長、後藤拓 リサーチアシスタント、 寺嶋和夫 教授他 |
2020/2/5 |
世界最速有機トランジスタを実現
-短チャネルと高移動度を両立する微細加工技術を開発- 山村祥史氏、渡邉峻一郎 特任准教授、竹谷純一 教授他 |
2020/1/23 |
基板に吸着するだけで、100兆個以上の分子の「形状」が一斉に変化
-世界初、有機半導体の電子状態を物理吸着で制御することに成功- 渡邉峻一郎 特任准教授、竹谷純一 教授他 |
2019/12/20 |
導電性高分子に熱起電力が生成する機構を解明
-高性能熱電変換素子の実現に向けた大きな一歩- 渡邉峻一郎 特任准教授、岡本博 教授、竹谷純一 教授他 |
2019/12/17 |
シールのようにピタッと貼れる高品質な有機半導体の超薄膜を開発
牧田龍幸、渡邉 峻一郎 特任准教授、竹谷純一 教授他 |
2019/11/5 |
1,600個以上の超高移動度印刷有機トランジスタアレイ、実用レベルの均一性と信頼性を達成
-高密度・高信頼性・超低コストの印刷型集積回路事業化へ- 熊谷翔平 特任助教、山村祥史 博士課程学生、渡邉峻一郎 特任准教授、岡本敏宏 准教授、竹谷純一 教授他 |
2019/10/10 | 先端オペランド計測技術シンポジウムを開催しました。 |
2019/9/30 |
微結晶試料のテラヘルツスペクトルから物質固有のキャリア移動度を評価
-高移動度有機半導体の探索に活用へ- 岡本博 教授、宮本辰也 助教、竹谷純一 教授他 |
2019/9/24 |
深紫外光を含む超短パルスレーザー加工プラットフォームを構築
-樹脂やガラスの高精細加工の実証を通じて産業利用を促進- 黒田隆之助 ラボチーム長、田中真人 副ラボチーム長他 |
2019/8/29 | イオンで電子を制御して金属性プラスチックを実現
-世界初、半導体プラスチック材料でイオン交換現象を発見- 竹谷純一 教授、渡邉峻一郎 特任准教授他 |
2019/7/2 | 100ナノメートルオーダーの空間分解能を有する軟X線顕微分光システムによる電気化学オペランド測定法を開発
-全固体リチウムイオン電池等の革新的二次電池の材料開発の加速に期待- 細野英司 主任研究員、原田慈久 教授他 |
2019/6/11 | アルミ系近似結晶で半導体を創製
-固体物理学の基本的問題の解決と高性能熱電材料開発への突破口- 木村薫 教授他 |
2019/6/10 | 反強磁性交換相互作用に起因するダブロン―ホロン間引力の発見
-テラヘルツパルスを用いたモット絶縁体の電場効果の精密測定と理論解析- 寺重翼 産総研特別研究員、宮本辰也 助教他 |
2019/5/15 | 低温環境に弱い線虫が氷点下で生き延びた!
-新しい低温保存技術と長期常温保存への期待- 佐々木裕次 教授、倉持昌弘 助教、津田栄 上級主任研究員他 |
2019/2/13 | 氷の結晶化は極少量の抗凍結タンパク質(AFP)で止まる
-氷の顕微鏡観察から必要な添加濃度を決定- 津田栄 上級主任研究員他 |
2018/11/30 | ケタ違いに低いX線露光で生体1分子運動計測に成功!
-超高精度装置開発が加速し利用拡大へ- 佐々木裕次 教授他 |
2018/10/23 | 極端紫外線レーザーにより熱影響が極めて少ない材料加工を実現
-レーザー加工メカニズムの解明や最適加工の実現に期待- 澁谷達則 産総研特別研究員、田中真人 主任研究員他 |
2018/9/5 | 先端オペランド計測技術シンポジウムを開催しました。 |
2018/7/19 | 世界で最も低ノイズの有機トランジスタの作製に成功 -IoT社会に必須の安価で高感度なセンサーデバイスの実現に向け、大いなる一歩- 渡邉峻一郎 特任准教授、竹谷純一 教授他 |
2018/6/18 | オープンイノベーションラボラトリ(OIL)合同シンポジウムが開催されました。 |
2018/5/17 | 遺伝子の機能欠損が高い頻度で顕性遺伝することを発見 大矢禎一 教授他 |
2018/5/8 | なぜ不凍タンパク質は氷が成長するのを阻止できるのか -優れた凍結制御物質をデザインするヒントに- 津田栄 上級主任研究員他 |
2018/03/06 | 高い放熱性能を持つゴム複合材料を開発 -しなやかで壊れにくい、フレキシブルデバイスに使用できる材料- 伯田幸也 ラボチーム長、後藤 拓 リサーチアシスタント、 寺嶋 和夫 教授他 |
2018/2/3 | 厚さわずか数分子、2 次元有機単結晶ナノシートの大面積成膜に成功 -印刷できる高速有機集積回路基板- 竹谷純一 教授他 |
2017/11/28 | 先端オペランド計測技術OIL研究交流会を開催しました。 |
2017/11/02 | 凝集化するタンパク質1分子の励起運動を初観察! -アルツハイマー病などの新治療戦略へ期待- 佐々木裕次 教授他 |
2017/9/8 | オペランド計測OIL研究進捗報告会を開催しました。 |
2017/8/1 | 世界初、有機半導体の電荷とスピンの緩和機構を解明 -室温有機スピントロニクスとシリコンに迫る高速有機エレクトロニクスに道- 竹谷純一 教授他 |
2017/2/16 | 「連結して氷の結晶成長を食い止める不凍タンパク質を発見」 -小さな氷結晶で埋め尽くすように水を凍らせる新技術- 津田栄 上級主任研究員他 |
2017/2/15 | 東京ビッグサイトで開催されたNanotech 2017(2017.2.15-17)へ出展しました。 |
2016/12/22 | 先端オペランド計測技術オープンイノベーションラボラトリ(OPERANDO-OIL)キックオフ研究会を開催しました。 |
2016/6/1 |
東大柏キャンパスに「産総研・東大 先端オペランド計測技術オープンイノベーションラボラトリ」(OPERANDO-OIL)を設立 ―実環境動的計測技術の高度化で新材料・革新デバイスの実現を目指す― |
客員研究員(OILアドバイザー) 雨宮 慶幸(高輝度光科学研究センター(JASRI) 理事長)
客員研究員(OILアドバイザー) 有馬 孝尚(東京大学大学院新領域創成科学研究科 物質系専攻 教授 総長特任補佐)
研究事務スタッフ 池田 正樹
アシスタント 大坪 麻理子
研究拠点〒277-8589 千葉県柏市柏の葉5-1-5 東京大学柏キャンパス
第2総合研究棟 4階
(産総研 東京大学連携研究サイト)
電話04-7136-6746 (代表)
EメールM-operando-oil-office-ml@aist.go.jp
事務オフィス〒277-0871 千葉県柏市若柴178-4-4
東京大学柏の葉キャンパス駅前サテライト 7階 707号室