研究課題


 活動的島弧や大陸縁辺域における地質の層序・構造の理解のために、野外での地質調査及び採取した試料の分析・解析を行い、様々な時間・空間スケ-ルで進行する地質現象の解明を進めます。
 当グループでは、特に以下に掲げる課題について重点的に調査・研究を実施しています。


Ⅰ.海溝-前弧域の堆積・造構過程
 沈み込む海洋プレートの運動学的・熱的特性に対応した、海溝-前弧域での地質構造及び堆積過程の長期的変遷を解明することを目的とします。そのために、海溝域での堆積物付加・構造的再配置の過程や前弧域での堆積・運搬過程などの研究を実施しています。また、沈み込む海洋プレートの年代変遷や深海における古環境解析などの研究も実施しています。
Ⅱ.地質層序から読み取る島弧の変動・発達過程
 前弧-火山フロント-背弧域に広がる堆積盆を主な対象として、過去から現在に至る島弧の変動・発達過程を解明することを目的とします。そのために、堆積相・化石相解析による標準的地質層序の確立、火山岩の岩相解析・地球化学的解析による火山活動の長期的な時空間変遷の解析などの研究を実施しています。
Ⅲ.後期新生代における活動的堆積盆の形成プロセスの解明
 日本の平野部を構成する活動的堆積盆における上部新生界(特に第四系)を対象とし、堆積環境及び構造変動の解明を目的としています。そのために、生層序・火山灰層序・古地磁気層序などの研究を通じて、第四系層序区分の高精度化、堆積盆の形成史・気候変動の解析などの研究を実施しています。