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FACILITIES設備

合金・粉末創製

新しい磁性材料の研究開発には熱安定型の合金のみならず、準安定型や非平衡な合金の創製が必須となります。従来の溶製装置に加え、低温合成や急冷合成を可能とする様々な合金創製設備を有しています。

化学合成

通常は冶金的手法で作られる希土類磁石合金を、還元拡散法と呼ばれる化学的手法で合成する取り組みを行っています。そのために必要となる酸化物前駆体を合成するための設備を有しています。

粉末冶金・成型装置

希土類磁石は酸素暴露にとても弱く、わずかな酸化でも磁気性能を大幅に低下させてしまいます。それに加え、次世代磁石である準安定型磁性材料は大きな熱負荷によって変質してしまいます。私どもは粉砕から焼結まで一度も酸素に晒すことなく焼結磁石を作ることのできる設備を有しています。また、熱負荷の小さい通電焼結法を活用した焼結を得意としています。

熱処理装置

次世代磁石の中には窒化・炭化処理や熱間強加工が必要となるものが多くあります。ゆえに、アンモニアやメタン、水素などの特殊ガスが使用できる特殊な加熱炉が必要となります。私どもは、特殊ガスの使え、かつ高速加熱や加圧加熱などができる特殊な加熱炉を多く有しております。

材料加工装置

材料特性評価

材料組織評価

磁気特性評価

組成・構造・熱分析