産業技術総合研究所（産総研） 環境・エネルギー領域 エネルギープロセス部門

研究部門紹介

研究部門の概要

エネルギープロセス研究部門では、新たなエネルギー資源の確保とカーボンニュートラルの実現に向けて、以下の研究を推進しています。

メタンハイドレート生産技術

日本近海に存在するメタンハイドレート資源の商業生産に向けて、長期安定生産・生産増進に関わる技術開発やそのための地層挙動の評価などの技術整備に取り組み、体系化された生産技術の確立を目指します。また、ハイドレートを利用したCO2貯留に関する基礎研究を推進します。

CO2および炭素資源有効利用技術

再生可能エネルギー由来の電力や水素を利用してCO2を燃料・化学原料・合成ガス等の有用物質へ転換するCCU技術、および既存の炭化水素資源をクリーンに有効利用する技術の確立に向けて、触媒反応・電気化学反応に基づく高効率な化学転換プロセスの開発を推進します。

水素製造・貯蔵・利用技術

水素エネルギーの普及拡大に向けて、廃棄物等の未利用資源を用いた水素製造プロセス、水電解による水素製造技術、水素キャリア製造・利用技術、ならびに水素吸蔵合金の貯蔵・精製・昇圧機能を利用した水素貯蔵・供給技術などの開発を推進します。

炭素に関連するマテリアルフロー概略
※カーソルを載せると担当するグループ名が表示されます
生産 改質 水電解 貯蔵・輸送 蒸留/精製 合成 熱分解 変成・FT合成 触媒反応 分離・濃縮 分離・濃縮 貯留
エネルギープロセス研究部門が取り組むCCUS関連技術
※カーソルを載せると担当するグループ名が表示されます
水電解 改質 触媒反応 （天然ガス）メタン分解 触媒反応 分離・濃縮 分離・濃縮 貯留