材料基盤研究部門 接着・界面研究グループ長の田嶌が日本接着学会の
「第282回関東支部月例講演会」において講演を行います。
- 🔴 第282回関東支部月例講演会
- 🔸 日時:2025年12月23日(火)
- 13:45 ~ 17:10(予定)
- 🔸 会場:
- <来場参加> 東京科学大学 蔵前会館3階
手島精一記念会議室- <オンライン参加>
ビデオ会議ツール「Zoom」を使用- 【12月23日ハイブリッド開催】第 282 回 関東支部月例講演会
主な研究テーマは、接着界面の分析、新規接着剤材料の開発、接着接合部の強度評価および信頼性評価、表面処理法の開発、並びに検査手法の開発などです。
各種プロジェクトを通して、産学官の連携を図ることを大きな目標としていますので、技術的な課題をお持ちの場合は、お気軽にご連絡ください。

近年、自動車や航空機の軽量化のため異種材料接合技術が注目されています。
産総研では、このような社会需要を鑑み、国際競争力強化と接着拠点の整備のため、2015年に「接着・界面現象研究ラボ」を設置しました。
さらに産学官連携を強化するため、2016年に「接着・接合技術コンソーシアム」を設立しました。
ここでは、接着・接合技術に関する産総研の幅広い研究・活動内容を紹介いたします。
材料基盤研究部門 接着・界面研究グループ長の田嶌が日本接着学会の
「第282回関東支部月例講演会」において講演を行います。
NEDO講座(2025年度後期)を開催します。
(詳細はリンク先ファイルをご覧ください)
2026/1/16 接着試験法基礎講座、2026/1/19-1/23実習講座
申し込みは下記リンクからおねがいします。(2025/12/20日まで)
* 産総研内の宿泊施設、さくら館の利用ができる場合があります。
ご希望の方は申し込みの際、要望欄にその旨記載ください。
ホームページを全面リニューアルしましたので、お知らせします。
今後も内容の充実化を進めて参りますので、どうぞよろしくお願い申しあげます。
本ラボでは、STEM装置で界面の微細構造や元素分布を高精度に観察しています。
和周波(SFG)装置は界面分子の配向を非破壊で測定し、接着反応を分子レベルで解析します。
応力発光技術は動的なひずみ分布を可視化でき、国際標準化されています。
準大気圧X線光電子分光(NAPXPS)装置は実環境で起こる固体表面の化学状態変化や液体試料のXPS計測が可能です。
STEM装置は、ナノメートルスケールで材料内部の構造や組成を解析できる高分解能電子顕微鏡です。走査透過観察により、接着界面や薄膜材料の原子配列、析出物、欠陥構造を詳細に可視化できます。また、エネルギー分散型X線分析(EDS)と組み合わせることで、元素分布を定量的に評価し、界面反応や材料劣化のメカニズム解明に活用しています。

和周波発生分光(Sum Frequency Generation, SFG)分析装置は、固体表面や界面に特有の分子配向や化学構造を非破壊で観察できる高感度光学装置です。赤外光と可視光を同時に照射して得られる和周波信号を解析し、表面分子の配列状態や官能基の変化を検出します。本装置を用いることで、接着や界面反応の初期過程を分子レベルで理解することが可能です。

応力発光とは、特殊な塗料・シートを貼る事で、動的なひずみ分布を可視化する技術です。これを利用して、破壊起点や接着不良の検出を可能にしました。また、破壊じん性(G1c, C2c)を求めるDCBやDNF試験での正確なき裂進展追跡を可能にし、国際標準化されたことで、世界中で使用されるようになりました。

準大気圧X線光電子分光(Near-ambient pressure X-ray photoelectron spectroscopy, NAPXPS)装置は,通常のXPS装置では測定できない,準大気圧圧力環境下におかれた試料表面のXPS計測が可能な装置です。X線を試料表面に照射することで放出された光電子を検出器で検出することで、各元素の化学状態を調べることができます。準大気圧でのXPS測定が行えることで、実環境で起こる固体表面の化学状態変化や液体試料のXPS計測が可能です。
