マテリアル・プロセスイノベーションプラットフォームとは

MPIプラットフォームは以下の2つの目的達成に向けた整備と運営をおこないます。

① 拠点利用による社会実装支援

産業界に対して、拠点に整備した製造・評価装置群を活⽤した研究開発や人材育成を実施することで、開発技術の迅速な社会実装を支援します。

② データ駆動型研究開発基盤の整備

製造プロセスデータを収集し活用するための基盤(設備やネットワーク)を拠点に整備し、企業や国プロ等の研究開発で利用することで、データによって製造プロセスを高度化するプロセス・インフォマティクスに関わる基盤技術を創出します。

施設概要

自動車や航空宇宙機器等のモビリティ用材料等に利用されるセラミックスや合金等について、原料となる粉体合成から部素材に至るまでのプロセス全体を一気通貫で開発する機能を備えた拠点。

  • 大型実験棟の一部と実験棟3か所の1階部分を拠点として整備
  • 総床面積:約1200㎡
  • キーワード:粉体合成、セラミックス成形・加工、焼結、成膜、セラミックス材料評価

拠点を利用した開発事例

高度なデジタル社会に必要な次世代電子部品分野や、電動化が進む自動車や航空宇宙機器等のモビリティ分野、そして脱炭素化・環境・エネルギー分野などに利用されるセラミックスや合金等について、原料となる粉体合成から部素材に至るまでの成形・加工、焼結、成膜などのプロセスや、セラミックス等の材料評価を一か所で実施することが可能な試作装置群と分析評価機能を備えた拠点整備を進めています。 例えば、新たな機能性や構造特性の向上を目指し、電磁波を用いた新規粉体合成、3D積層造形技術を用いたセラミックス複雑形状部材開発、セラミックス低温焼結技術を用いたデバイス開発、電子部品・ヘルスケア・構造材料等のセラミックス部材の信頼性や健全性の評価、磁性材料を中⼼としたプロセス・インフォマティクスを活用する開発に対応可能な各種データ収集型の装置を整備し、セラミックスおよび合⾦等の機能性や構造系材料への展開にて、開発期間の短縮を目指した支援を実施します。

共同研究・技術相談のご案内

産総研では、技術コンサルティングや共同研究、施設・装置提供、事業化支援など、
地元企業や大学・研究機関と連携するためのさまざまなメニューを用意しています。

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最適なソリューションを提供いたします。