Theme個別研究課題
ナノ構造による反射防止光学素子の開発
研究のキーワード
反射防止、射出成形、ナノインプリント、サブ波長光学素子、レンズ
研究の目的
ナノテクノロジー技術開発の活性化によりナノ構造体を用いたデバイスが開発されています。私たちは機械加工技術やMEMS半導体技術を融合して、曲面レンズ金型表面にナノ構造体を形成し、微細成形技術開発により、ナノ構造体光学機能デバイスの研究開発や、技術を社会へ橋渡しする研究活動を行っています。これら取り組みからナノ構造デバイス産業の創造を目指しています。
研究の成果
材料合金技術と薄膜真空技術を融合して、ナノ構造体付きの曲面金型を実現しています。また、射出成形やナノインプリントを用いて、成形だけで反射防止機能を実現する技術開発を行っています。本技術により、世界最高レベルである60度まで反射低減が可能な広角の低反射性と防曇性を兼ね備えた光学部材の開発を行っています。
参照情報(外部発表や特許、関連リンクなど)
- 世界最高レベルの広角の低反射性と防曇性を兼ね備えた光学部材を開発 https://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2020/pr20201124/pr20201124.html
- ナノ粒子を利用して反射防止機能付レンズの大量生産技術を開発 https://www.aist.go.jp/aist_j/press_release/pr2007/pr20070423/pr20070423.html