産総研 東北 Newsletter
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トピックス 本格研究ワークショップin秋田
基礎研究の成果が実用化され社会で活かされるまでには、いくつもの障害を越えなければならないのが常ですが、産総研では基礎から実用化までの連続的な研究を「本格研究」と呼び、その実施に努めています。そのためにも産学官の連携は必須であり、産総研の各地域センターでは毎年「本格研究ワークショップ」を開催し、地域の方々との話し合いの場としています。
 東北地域では過去3回仙台を会場としましたが、今年度は11月19日に秋田市で開催しました。
 DOWAホールディングス株式会社 大塚 晃 執行役員による基調講演「DOWAの事業戦略とモノづくりの特徴 〜秋田県の発展へ〜」では、地元秋田に根ざした事業を進めていきたいという言葉が印象的でした。
DOWAホールディングス株式会社 大塚晃氏
三菱マテリアル電子化成株式会社 小林慎一郎氏 また、三菱マテリアル電子化成株式会社 取締役相談役 小林 慎一郎 氏、秋田県産業技術センター 技術イノベーション部 斉藤 耕治 氏の両氏からご講演を頂き、併せて産総研 ナノエレクトロニクス研究部門 ミニマルシステムグループ 研究グループ長 原 史朗 と 先進製造プロセス研究部門 基礎的加工研究グループ 研究グループ長 岡根 利光 による講演がありました。会場では東北地方への集積が進んできた半導体や自動車に加えて、航空宇宙産業に参入するために企業に求められる技術戦略についての議論が交わされました。
 講演会場の隣の広間にはパネル展示会場が設けられ、低環境負荷・分散型適量生産に主眼をおいた東北センターの化学技術の紹介のほか、
研究開発相談・展示会会場にて 産総研の「ものづくり」「情報通信・エレクトロニクス」「分析・計測」「環境・エネルギー」各分野の研究パネル、また秋田県産業技術センターや連携企業からの出展もあり、合わせて44件のブースが展開されました。
 同時に、産総研の研究員による研究開発相談会も開催され、最先端の技術を取り入れようという地元企業からの相談に応じました。


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