産総研 東北 Newsletter
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イベント開催報告
産総研本格研究ワークショップin東北
 2月14日 仙台ガーデンパレスにおいて、「産総研本格研究ワークショップ in 東北 −東北地域のオープンイノベーションにおける試験研究機関の役割− 」を開催しました。
 120名を超える出席者を迎え開催された本ワークショップでは、東北地域における本格研究の実践に向けて3例の研究成果を発表しました。また、産学官の有識者を交えたパネルディスカッションでは、企業ニーズの収集方法や産総研と公設研との協力体制などについて貴重な提案や要望が出され、産総研が今後果たすべき役割など大きく3つのテーマについて以下のような議論となりました。
 @「産学官連携、オープンイノベーションはまだまだ進んでいないのでは?」とのご意見や、「大学と地域の中小企業をつなぐ役割を産総研に期待する。例えば、大学と大企業の共同研究に地域の中小企業を入れるなどはどうか」というご意見をいただきました。
 A「産総研は企業ニーズを十分聞いていないのではないか」というご指摘に対しては、
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「地域の企業のニーズの吸い上げは公設研が行い、産総研は基礎研究と最新シーズの紹介などその後の支援やプロジェクトの取りまとめを行うべきだ」というご意見や、「いろいろな機関が同様の取り組みをやっているので、中小企業のニーズ吸い上げはまとまってやり、データベースを共有してはどうか」というご提案がありました。またここで、「中小企業は産総研のシーズを知らない。産総研の知名度が低い」といったご指摘があり、それに対しては「産業技術指導員制度をもっと活用すべき」とのご意見をいただきました。
 B「産総研と公設試の協力の仕方はどうあるべきか」という課題に対しては、「目的基礎研究は産総研が、商品化研究は企業が得意なので、早めに技術移転するのがよい」、「企業・公設研・産総研が役割分担した形でテーマ設定の絞り込みを行うべきである」など、さまざまなご発言がありました。「産総研は基礎から応用までつながった研究をやっているが、事業化研究も必要」、「東北の目標や戦略を示す仕事に産総研のイニシアチブが期待されている」など、貴重なご意見をいただいた実りの多いワークショップとなりました。

東北航空宇宙産業広域連携フォーラム2010
 2月15日 仙台ガーデンパレスにおいて、産業技術連携推進会議 東北地域部会 東北航空宇宙産業研究会(TAIF)の主催で、「東北航空宇宙産業広域連携フォーラム2010」が開催されました。
 講師に株式会社ジャムコの代表取締役副社長遠藤 怜 氏を迎え、「国内航空機産業の一翼を担う潟Wャムコの航路」と題した講演が行われました。
出席者は定員を大幅に超える160名を数え、意見交換会では国内航空産業界の現状、今後の事業展開や連携のありかたについて、熱のこもった議論が行われました。
TAIFのロゴ
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