産総研 東北 Newsletter
Newsletter 一覧CONTENTS > 1ページ
“技術交流フェア”“研究成果発表会”の開催にあたって
東北センター所長
 産総研東北・関東産学官連携センターでは、12月7日〜8日に東京・秋葉原で“東北/関東『環境とものづくり』技術交流フェア2009”、“産総研・コンパクト化学プロセス研究センター『研究成果発表会』”を開催いたします。本フェアの開催を前に原田所長にその目的を伺いました。

東北地域には、電気電子分野をはじめ、多数の特徴的な技術があります。一方、技術に対するニーズは、必ずしも東北地域に限られたものではありません。そのため、東北地域の持つ技術をより発展させていくためには、新たな市場へのアピールが欠かせないと考えています。東北地域は隣接する関東圏と産業面での交流があります。幅広い技術ニーズを持つ関東圏とのパイプをより太くしていくために、東北産業界の持つ技術ポテンシャルを広く発信していく機会が必要と考え、昨年に引き続き、秋葉原にて“東北/関東『環境とものづくり』技術交流フェア2009”を開催致します。本交流フェアには、東北地域のみならず、関東圏の企業・公設研等も出展することで、技術交流の裾野を広げていきたいと考えています。東北地域と関東圏との技術交流が深まり、新しい技術開発が進んでいくことが、日本全体の産業競争力の強化にもつながるのではと期待しています。
 また、今年は東北センター傘下のコンパクト化学プロセス研究センターの最終年度にあたります。本研究センターが、どのような研究に取り組み、どのような成果を得たのかをアピールするために、“産総研・コンパクト化学プロセス研究センター『研究成果発表会』”を開催致します。産総研は、産業化に向けた研究を基礎の部分から、産業現場に近いレベルまで幅広く行っています。本研究センターもそのような方針で活動してきました。本研究センターの活動成果は研究としてのみならず、高品位のものを少量・多品種生産する化学プロセス分野や低環境負荷の材料開発分野で、産業界へ与える影響は少なくないと感じています。そこで、技術交流フェアとの併催により、東北発の研究成果を一堂に集めることとしました。
  今回は、東北地域で新しい技術開発を試みている企業や、コンパクト化学プロセス研究センターの研究成果を集約して紹介します。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

環境とものづくり “技術交流フェア”と“研究成果発表会”の内容については東北センターホームページ (http://unit.aist.go.jp/tohoku/)で公開しています。当日参加可能です。


http://unit.aist.go.jp/tohoku/ UP