2015年 産総研つくばセンター 一般公開 開催報告 チャレンジコーナー & サイエンスコーナー
チャレンジコーナー & サイエンスコーナー
はおもに小中学生向け。楽しみながら科学技術にふれられます(工作や体験は小中学生優先でお願いします)。
は、ちょっと大人向けで、産総研の研究成果や最新の科学技術を、研究者自らが紹介します。
1 光をつかって型どり!
集積マイクロシステム研究センター |
「光硬化樹脂」ははじめは液体で、紫外線という光をあてると固まる材料です。金属製の型の上に液体の光硬化樹脂をたらしてブラックライトで紫外線を3秒当てると型どり完成。できあがった型はお持ち帰りいただきました。 |
|
2 摩擦とあそぼう!
製造技術研究部門 |
ふだん気にもしてませんが、「まさつ」がなかったら私たちは、ものを持つことも、立って歩くこともできません。「摩擦によってどのようなことが起こるのか?」を体験していただきました。 |
|
3 災害医療を学ぼう「災害医療クエスト」
人間情報研究部門 |
タブレットを持って、DMAT(災害医療派遣チーム)と一緒に、災害医療ボランティアを体験していただきました。 表示されるクエストをクリアすると次の指令が出ます。クエストに挑戦しながら災害医療を楽しく体験していただきました。 |
|
4 はんこ名人 −オリジナルはんこ作りに挑戦−
製造技術研究部門 |
超小型の工作機械「はんこ名人」を使えば、自分でつくったデザインをなぞるだけではんこを彫ることができます。世界に1つしかないオリジナルはんこ作りに挑戦!オリジナルはんこのできはいかがだったでしょうか? |
|
5 実験で学ぶ火山の噴火
活断層・火山研究部門 |
地下のマグマが透けて見える“シースルー火山”を使って火山を噴火させる実験をしました。実験の材料は家庭でも使われるアノ洗剤? キミは無事に火山の謎を解明することができたかな?! |
|
6 石を割ってみよう!
地質情報研究部門 |
岩石はみんな硬いものですね。でも、岩石にはいろいろな種類があり、硬さや割れ方が種類によって違います。自分で石をハンマーでたたき割って、違いを比べていただきました。割った石はおみやげに! |
|
7 地盤の揺れるようすを目の前で見てみよう!
活断層・火山研究部門 |
地盤のちがいで地震の揺れ方は大きく変わります。かたい地盤とやわらかい地盤の模型を揺らしてみて、揺れのちがいをたしかめていただきました。また、実際の地震ではどうなっているのか、揺れのデータを音と動画で感じていただきました。 |
|
8 新治花崗岩と新治台地に残る石造文化財
地圏資源環境研究部門 |
新治台地の北西端の山々の南斜面に「新治花崗岩」(両雲母花崗岩)が分布します。茨城県指定の石造文化財のほとんどが、新治花崗岩を使っていて、新治台地とその周辺にあります。サンプルや写真とともに紹介しました。 |
|
9 断層はどっちに動く? 模型で実験しよう!
活断層・火山研究部門 |
地震を起こす「断層」は、様々な要因でずれ方が変わってきます。断層のずれを観察するために発砲ウレタンの模型を用意しました。横から押してみて、どんな断層がどんなふうに動くのか観察していただきました。 |
|
10 地震の起きるようすを目の前で見てみよう!
活断層・火山研究部門 |
岩石ブロックや、岩石に似た性質のコンクリートブロックで、迫力ある破壊実験を行いました。地震は、地下の岩石が強い力で破壊され、その衝撃が波になって地表を揺らす現象であることを体感していただきました。 |
|
11 20万分の1日本シームレス地質図(西日本)地面貼りと地質図Navi
地質情報研究部門、地質情報基盤センター |
日本シームレス地質図をでっかくプリントして地面に貼る予定でしたが、あいにくの強風で断念。場所を変えてちょっとスケールが小さくなりましたが、上空を歩くように地質をごらんいただきました。 |
|
12 「標準」ってなんだろう?
知的財産・標準化推進部 |
体験しながら「標準」を考えてみよう! |
|
13 エキソソームって何?十万倍で見る生体の謎
バイオメディカル研究部門 |
私たちの身体は何十兆個もの細胞からできています。細胞が膜小胞を放出して、ほかの細胞に情報を伝えていることがわかってきました。この“細胞の小包”エキソソームの謎を電子顕微鏡で解き明かす研究を紹介しました。 |
|
14 植物の中のアクセルとブレーキ 〜植物のチカラでものづくり〜
生物プロセス研究部門 |
植物の中では、遺伝子の働きをコントロールする小さなブレーキとアクセルが活躍しています。一つひとつのブレーキをアクセルに、アクセルをブレーキに変えることで可能になった、ブレーキとアクセルのはたらきや表面クチクラができる仕組みの研究、植物を使った「ものづくり」を紹介しました。 |
|
15 カオスってなに?
人間情報研究部門 |
「カオス」というのは、規則的に作られるのに予測不可能になる不思議な現象です。ロジスティック写像など有名なカオスの例を示しながら、カオスを見るための遅れ時間座標などを分かりやすく説明しました。 |
|
16 電子回路を印刷でつくる!
フレキシブルエレクトロニクス研究センター |
精密な電子回路を印刷でつくる技術を紹介しました。薄いプラスチック樹脂基材は、曲げたり丸めたりすることもできるので、いままで難しかった使い方や、組み込み方などができるかもしれません。 |
|
17 電気のエネルギーとパワーエレクトロニクス
先進パワーエレクトロニクス研究センター |
私たちの暮らしに電気は欠かせません。「パワーエレクトロニクス」は、電気のエネルギーを賢くムダなく使うための技術です。パワーエレクトロニクスが果たす役割と将来に向けた新しい技術の現状を紹介しました。 |
|
18 地下の微生物を調べてみよう!
地圏資源環境研究部門 |
「天然ガス」は地下でどのようにつくられるのでしょう? 世界の天然ガス資源の2割は微生物がつくったといわれています。地下微生物研究の一部を体験していただきました。 |
|
19 手作りコンピュータ最初の一歩 ラムちゃんとリングくんボードを作ってみよう
ナノエレクトロニクス研究部門 |
自分がコンピュータの基本部品「さかさまくん」になった気分で、楽しくお話しを聞いたあとは、勉強した回路を親子で実際に部品をハンダづけしてつくっていただきました。自分で組みたてたボードはちゃんと動いたかな? |
|
20 脳の判断力をスピードアップしよう!
人間情報研究部門 |
ものを見たり、音を聞いたりしたとき、それが何かを判断するのに脳はどれくらいの時間を必要とするでしょう? 脳科学実験で使われているのと同じテストで、判断にかかるスピード計測を体験していただきました。 |
|
21 まぜてこねてつくる玉虫色
機能化学研究部門 |
「ヒドロキシプロピルセルロース」という不思議な粉を使った実験を行いました。水をくわえて、よ〜くまぜていくと・・・最初はパサパサしていたのが、こねてるうちに・・・キレイな色に変わっていきます! |
|
22 UFO浮遊体感、ミラクル・フォース・リアクター
人間情報研究部門 |
産総研が発明した世界初の「3D触力覚技術」は、指先につけた小型デバイスが、まるでそこに実体があるかのような、触っている「体感」や「操作感」を感じさせてくれます。驚きのバーチャルリアリティを体験していただきました。 |
|
23 科学絡繰(かがくからくり)
地質情報研究部門 |
太古に日本海が拡大した時のようすを示す模型(縦横50センチくらい?)を、1日かけて製作しました。非常に複雑で、行ったり来たりの製作工程をご覧いただきました。 |
|
24 堆積平野の基盤深度模型
地質情報研究部門 |
20万分の1スケールの、関東平野・濃尾平野・大阪平野・甲府盆地の基盤深度模型を展示。模型を見ながら、巨大地震の際の長周期地震動の原因や、活断層と地下深部の基盤のずれの関係などを解説しました。 |
|
25 宇宙から地球を観察しよう!
人工知能研究センター |
2つの衛星画像検索システムの使い方を紹介。面白い雲を探したり、地形や海の変化を見つけたり、火山噴火や火災の状況、季節で変化する自然のようすなども調べられます。夏休みの自由研究のヒントになりましたか? |
|
26 心臓を助けるポンプをつなげてみよう
健康工学研究部門 |
心疾患の症状が重くなってしまった患者さんに血液ポンプをつける治療法があります。産総研では、治療に不可欠な「血液と親和性の高いポンプ」を開発しています。今回は、ポンプを体に取り付ける手術のシミュレーションを行いました。 |
|
27 はかるんウォッチ 〜砂の時計を作ろう〜
計量標準総合センター |
私たちは何気なく時計を見ていますが、正確な時計がなければ気分によって時の流れは違ってしまいます。誰かと待ち合わせをしたり同じ時を共有することもできません。砂時計をつくりながら「時間を測る」を考えていただきました。 |
|
28 はかるんウォッチ 〜けいそくは大事〜
計量標準総合センター |
重さ、長さ、電気・・・私たちのまわりにある「量」。私たちは、量を計るのに、さまざまな「はかり(計測装置)」を使い、それを「単位」で表します。いろいろな測定を体験して、計測と単位の大切さを感じられたと思います。 |
|
29 不思議な鏡を作ってみよう
工学計測標準研究部門 |
どっちから見ても自分が映ってる! そんな不思議な鏡を見たことがありますか? この不思議な鏡は、実はいろんなところで使われているんです。不思議な鏡を作りながら、どんなところで使われているか考えていただきました。 |
|
30 時短デザイン:時間デザイナーになろう!
人間情報研究部門 |
早く正しく情報を伝えることはとても大切です。どのくらいの時間でどれだけのことがわかるのか最新の時短デザイン研究をゲームで体験していただきました。 |
|
31 気仙沼の復興屋台村をバーチャルに体験
人間情報研究部門 |
東日本大震災での被災地復興で作られた「復興屋台村 気仙沼横丁」。3次元CGで再現された復興屋台村をヘッドマウントディスプレイを使ってバーチャル散歩を体験していただきました。 |
|
32 災害避難シミュレータで逃げ道を考えよう
人間情報研究部門 |
「逃げ地図シミュレータ」は、災害避難シミュレーションゲームです。街の防災担当になりかわって、災害が起きたときに住民がより早く安全に逃げるための「逃げ道」を確保する任務を遂行できたでしょうか。 |
|
33 災害調査ロボットシステム
知能システム研究部門 |
台風や豪雨による土砂災害や、火山や地震による大規模災害時に、人が踏み込めない現場で初期調査を行うための、無線遠隔操縦型の災害調査ロボットを、デモンストレーションとシミュレータで紹介しました。 |
|
34 エンジンを回してみよう!
省エネルギー研究部門 |
本物のエンジンを用意しました。クルマなどに搭載されたものではない、単体のエンジンを始動してみましょう。排気の音、振動、排出ガスのにおい・色などを体感していただきました。また、エンジンの仕組みをわかりやすく解説しました。 |
|
35 ラクチン、寝そべり自転車に乗ってみよう!
健康工学研究部門 |
いろんな形、いろんな仕組みの「おもしろ自転車」の試乗会です。 乗車姿勢とペダルの動き方を研究してできた、楽に速く走れる自転車を体験していただきました。空港で活躍している「竹の車いす」も展示しました。 |
|
36 太陽電池を作ってみよう!
太陽光発電研究センター |
結晶シリコンの薄い板(「ウエハ」っていいます)をハンダ付けすると太陽電池ができます。LEDやオルゴールにつないで体験していただきました。ハイビスカスティーの色素を使った色素増感太陽電池も紹介しました。 |
|
37 もっと知りたい!いろんな太陽電池
太陽光発電研究センター |
太陽電池といえばシリコン? いいえ、黒いCIGS太陽電池、巻物にできる薄膜シリコン太陽電池、透明な有機太陽電池など、いろんな太陽電池があります。太陽エネルギーから水素をつくるシステムも紹介しました。 |
|
38 身近な事故を調べてみよう!
安全科学研究部門 |
化学物質に関連する事故を調べることができるデータベースを紹介しました。自分たちが使っている化学物質に関する事故や、職場・学校・教育現場でこれまでに起きた事故例などを紹介しました。 |
|
39 光で水をきれいにする −光触媒で水中汚染物質を分解−
環境管理研究部門 |
地球上にはキレイな飲料水が得られずに苦しんでいる地域がたくさんあります。熱帯地域が抱えるこの問題の解決に、太陽光で有害物質を分解する「光触媒」でチャレンジしています。色水をつかった実験から何かを考えていただけたと思います。 |
|
40 「砂から未来材料」をめざす!
触媒化学融合研究センター |
砂の中には「ケイ素」という元素がたくさん含まれています。ケイ素は、コンピューターの心臓部から、調理器具、シャンプーまで、そこらじゅうに使われています。ケイ素を使った「未来材料」開発の現状を紹介しました。 |
|
41 「焼き物」でできた燃料電池
省エネルギー研究部門 |
最近、家庭にも普及してきた燃料電池ですが、最近あらわれた高効率燃料電池「SOFC(固体酸化物形燃料電池)」は、日本人には古くからなじみの深い「焼き物」でできています。模型などを使ってしくみを解説しました。 |
|
42 見えて触れる固体材料の熱的性質
物質計測標準研究部門 |
「熱」といえば、私たちが感じる“温かい”とか“冷たい”とかいう感覚を思いうかべますね。でも、生き物だけじゃなくて、モノも熱を感じてるって知ってますか? モノが熱をどう感じているのか、いっしょに調べてみました。 |
|
43 結晶の花を咲かせよう
ナノ材料研究部門 |
過飽和溶液中で硫酸ナトリウムの針状結晶が析出する様子を観察します。次に、ろ紙またはモールを加工し、尿素液に浸しておみやげをつくります。家に帰ったあとで、世界で一つの結晶の花はきれいに咲きましたか? |
|
44 風の力を体感しよう!
省エネルギー研究部門 |
風によって翼がどのようなに力を受けるのかを、見て感じましょう。風車が回ったり、飛行機が飛ぶ原理が理解できます。非接触吸着など空気の力を利用した技術を、体験していただきました。 |
|
45 色が変わる化学を身近なもので感じよう
イノベーションスクール |
ムラサキキャベツやアジサイなどに含まれ、酸性・アルカリ性で色が変わる「アントシアニン」を紹介しました。安全な材料から、色が変化する不思議なイクラを作り、身の回りのものの性質をチェックしていただきました♪ |
|
産業技術総合研究所 企画本部 広報サービス室
電話:029-862-6214 FAX:029-862-6212 Eメール: