2015年 産総研つくばセンター 一般公開 開催報告 高校理科系クラブ研究発表

振り子やメトロノームの不思議な動き（周期的物理現象）に生じる疑問に対する実演に、シミュレーションなどを沿えて解説。また、6年前に先輩が行った研究を引き継ぎ、新たな試みを加えた「簡易吸光度計」で行った、霞ケ浦・牛久沼・手賀沼の水質調査について発表しました。

“フーコーの振り子”再現を目指して改良を重ねる振り子は、自転を証明できるのももうすぐ？ 完成の域に達した「太陽観測装置」は活動の重要アイテムに。 ステンレス製採取器をつくり１年続けた「花粉研究」に加え、新テーマ「ゴキブリの行動」について発表しました。

プラナリアが生殖転換条件はどのようなものなのか？ 生息地による違いは、遺伝によるものか、環境によるものなのか？ また、毎月、校内の植物１種ずつに注目して続けたポスター発表から作成を試みた「塩基配列データから得た分子系統図」について発表しました。

セイタカアワダチソウが“他の植物の生育を阻害する”作用の源である「cis-DM」を抽出し結晶化することに成功しました。また、植物ホルモン「エチレン」がカイワレダイコンの子葉をカールさせるメカニズムを細胞レベルで解明した研究について発表しました。

牛久市を流れる小野川河床に露出した下総総軍から採取した多量の貝化石についての同定結果を発表しました。また白黒で模様をつけたコマが開店中に発色するしくみの研究、ゲンジボタルの遺伝子からみた分布考察「“房総半島南部型”ゲンジボタル」について発表しました。