logo 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 工学計測標準研究部門

幾何標準研究グループ
計量標準総合センター
産業技術総合研究所
  

研究テーマ

歯車測定技術開発

歯車測定機の歯形・ピッチ測定評価用ゲージ(MBA)
CMMによるマスター歯車校正の様子
歯車測定機の歯形測定評価用ゲージ(DBA)
歯車測定機の歯形・歯すじ評価用ゲージ(WA)

 重要な機械要素である歯車の品質保証に利用される歯車測定機の校正や精度検査に利用されるマスター歯車等の校正サービスを実施するとともに、 マスター歯車以上の形状精度を有する各種ゲージの開発とそれらゲージを使用した歯車測定機の評価法に関する研究を実施しております。これら評価技術は、 日本独自の技術(京都大学と産総研との共同研究の成果)であり、国内の歯車メーカの製作した高品質な歯車の品質を保証し、付加価値を高めるものです。    

   

 また、歯車工業会と協力して、これら評価手法に関する工業標準化(JIS化)にも取り組んでおります。 本JISは、JIS B 1757シリーズ「歯車測定機の評価方法」としてpart1〜4まで制定予定です。現在、歯形測定評価ゲージ(DBA)を用いた評価法がpart2としてすでに制定され、 ISO 18653の翻訳JISがpart1としてまもなく発行される予定です。歯すじ評価及びピッチ評価に関しては、part3及び4として平成24年度中には制定予定です。    

   

 近年は、接触式CMM以外に非接触式CMMに関するコンソーシアム等を設立し、非接触CMMやX線CT装置に関する工業標準化活動を実施しています。 この成果として、JIS B 7441:2009「非接触座標測定機の受入れ検査及び定期検査」をとりまとめました。   

ご利用条件 | 個人情報保護方針 | NMIJ採用情報 | 関連リンク | ©Copyright (c) National Metrology Institute of Japan. All rights reserved.