研究テーマ
角度測定
角度標準はポリゴン鏡、オートコリメータ、ロータリーエンコーダ、微小角干渉計などが考えられており、当研究室で標準確立に向けて研究している。 2001年1月にポリゴン鏡と角度ゲージの基幹国際比較(CCL K3)に参加した。 ロータリーエンコーダは工作機械、ロボットの関節角度制御に用いられ日本は世界シェアを占める割合が大きく校正のニーズが高い。 これまでの校正法では時間がかかりすぎるという欠点があった。 電子通信大学の梶谷教授と静岡理工科大学の益田教授が考案した校正法に着目して短時間・高精度でロータリーエンコーダの全角度目盛の自動校正装置の開発に成功した。 数10万から100万個という目盛数をもつロータリーエンコーダの角度校正を、目盛数に依存せず約30分という短時間で角度校正を実現した。 その校正精度は±0.05″ であった。 この校正装置は世界初の最高水準を示すもので、PTBなどとの二国間比較などを実施、将来のISOの規格化を目指している。 |