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研究部門の概要

ナノ材料研究部門は、研究開発を通じてナノ材料の産業化へ大きく貢献することを目標とし、以下の研究開発を重点的に推進しています。

研究部門の重点研究課題

● 資源循環利用技術開発の推進

産業発展と環境保全を両立させた資源循環型社会の確立を目指し、アンモニア、アンモニウムイオン、尿素などの大気中または水素中の窒素化合物を回収し、有価物として再利用するための技術開発を行います。本研究開発は、材料・化学領域を中心に構成された資源循環利用技術研究ラボと連携して推進します。


● ナノマテリアル技術の開発

効率的エネルギー利用やデバイス等の高性能化のために、ナノ粒子、カーボンナノチューブ、二次元ナノ材料等の各種ナノ材料の合成や複合化、界面制御技術及び先端評価に係る基盤技術を開発します。また、ガラス等の組成やナノ構造を制御して光機能材料等を開発します。


● 高度ナノ計測およびヘテロ界面制御技術の開発

単原子や単分子に対するイメージングや電子分光測定を可能とした電子顕微鏡技術、金属と樹脂の界面などヘテロ界面の分析技術や利用技術の開発を進めます。ヘテロ界面制御技術では、特に接着接合に着目し、接着接合の評価技術の開発と国際標準化を目指します。


● 技術シーズの創出

ナノ材料開発に係るそれぞれの研究開発において、将来のイノベーションに繋がる技術シーズの創出に向けて、単年度では成果を出すことが難しい長期的・中長期的な研究開発に取り組みます。また、高度AI技術を活用した研究DX、データ駆動型研究開発に必要な多量・多種・高品質なデータを生産することを目的とした実験自動化にも取り組みます。