○○○○○○研究センター

現在位置組織 > 材料・化学領域 ナノ材料研究部門 > 電子顕微鏡G

電子顕微鏡装置の開発

当グループでは、電子顕微鏡技術のさらなる高機能化・高性能化を実現し,分子や原子の挙動を高速・高感度で捉えるための最先端計測評価技術を開発を目指します 。

カーボンナノチューブやフラーレン、グラフェンなどのナノカーボン物質の多様な構造を正確に把握し、そこで生じる特異な物理・化学現象の実験的検証を進めることは、ナノカーボンの科学の探求と画期的な応用法の確立の両面において、きわめて重要な課題です。

最先端の電子顕微鏡観察技術を駆使して、ナノカーボン物質の構造を原子レベルで可視化したり、その中に閉じ込められた分子一つひとつの動きや変形をリアルタイムに観察するなど、世界をリードする研究を展開しています。このように私たちは、電子顕微鏡という“目”を用いて「その場で直接見る」ことにより、ナノカーボンのフロンティアの開拓に貢献しています。

電子顕微鏡

1. デルタ型収差補正機構(JEOL社)を搭載した新型電子顕微鏡(TEM/STEM)

モデル

この新型電子顕微鏡では、単分子・単原子の元素分析技術を飛躍的に向上させ、特にカルシウム単原子の元素分析を実現しました。具体的には、まったく新しい球面収差補正機構(デルタ型収差補正機構)を考案し組み込むことで、通常200〜1000キロボルト(kV)である電子顕微鏡の加速電圧を30〜60kVまで低減することに成功しました。  この技術を組み込むことにより、これまで高電圧の電子線によって壊れやすく観察が困難であった有機分子や生体分子一つひとつの観察が実現可能になりました。中でも、従来の技術では不可能だった、生体材料で重要なカルシウムなどの軽元素を単原子レベルで検出できます。(JST H21.7.6)


その他の実験装置

ARM200F写真
TMP排気-真空蒸着装置VE-2030写真
TMP排気・真空
蒸着装置
VE-2030
ion_slicerの写真
ion_slicer
EM-09100IS
JEOL
自動臨界点乾燥装置
自動臨界点乾燥装置
EMCPD300
Leica
○○写真
○○ ○○
JEOL