設立趣旨(背景・経緯・目的)
自動車や航空機などの移動体の軽量化には、適材適所に異種材料を配置したマルチマテリアル構造が有望であり、この実現のためには、異種材料を接着接合することが適しています。しかし、接着接合には生産性や耐久性の観点で解決すべき問題が多く、異種材料接着接合技術(構造接着技術)の開発は、我が国の産業競争力強化の観点で極めて重要です。
産総研ではこの社会情勢を鑑み、2015年に「接着・界面現象研究ラボ」を設立致しました。多様な用途を想定した接着技術の確立のための接着界面の分析技術、接着剤の開発、接合部の強度評価および耐久性予測技術、接着・接合のための金属やプラスチックの表面処置技術、並びに接合部の検査技術、また、接着剤が関わる様々な産業技術のさらなる醸成のため、多岐にわたる技術開発の統合を見据えた接着拠点の整備を行うとともに、さらに接着・接合技術に関する国際標準化において我が国がイニシアティブをとることを目的とし、分野の垣根を超えた英知集結に資する連携構築の場として、本コンソーシアムを設立致しました。
組織図
*PWはコンソーシアムの英語略称です。
*PWはコンソーシアムの英語略称です。なお、ファイルには印刷不可・コピペ不可の設定を施しています。