設備・装置

核磁気共鳴(NMR)装置

原子核を磁場の中に入れて核スピンの共鳴現象を観測する装置。検出したデータをフーリエ変換することで得られるスペクトルから有機化合物の構造決定を行うことができる。対象成分のプロトン数をトレーサビリティが確保された基準物質のプロトン数と比較することにより、SIにトレーサブルな定量が可能である。

高速液体クロマトグラフ/フォトダイオードアレイ検出器/荷電化粒子検出器

溶液に含まれる溶質を成分ごとに分離・検出する装置。フォトダイオードアレイ検出器により、紫外・可視光域に吸収を持つ成分の検出とその吸光スペクトルの測定も可能である。また、荷電化粒子検出器では、ほとんど全ての成分を検出が可能である。

高速液体クロマトグラフ/フォトダイオードアレイ検出器/示差屈折率検出器

溶液に含まれる溶質を成分ごとに分離・検出する装置。フォトダイオードアレイ検出器により、紫外・可視光域に吸収を持つ成分の検出とその吸光スペクトルが測定も可能である。また、示差屈折率検出器では、ほとんど全ての成分を検出が可能である。

高速分取精製液体クロマトグラフ

溶液に含まれる溶質を成分ごとに分離し、特定の成分のみを精製する装置。精製された成分を含む溶液を、NMR測定のために重水素化溶媒へ置換する工程まで自動で行うことができる。

ガスクロマトグラフ/水素炎イオン化検出器(GC/FID)

有機化合物の混合物を高温で気化して分離・検出する装置。検出部の選択性は高くないが、多くの有機化合物を検出可能で、定量性が良好である。

ガスクロマトグラフ/四重極型質量分析計(GC/MS)

有機化合物の混合物を高温で気化して分離・検出する装置。質量分析計により、マススペクトルから成分の同定が可能であり、高感度で選択性も高い。

ポストカラム反応ガスクロマトグラフ

有機化合物の混合物を高温で気化して分離・検出する装置。カラム溶出後に酸化反応および還元反応を経て生成するメタンをFIDで検出するため、炭素量を基準とした定量が可能である。

電位差自動滴定装置