MathAM-OILについて
東北大学 AIMRが進めている数学を導入し新たな「材料科学」創出を目指す世界に先駆けた研究基盤技術シーズと、産総研の「機能性材料コンピュテーショナルデザイン」研究機能を組み合わせ、次世代の先端材料を高速で開発し、産業界への橋渡しにつながる新たな研究領域の創出を目指します。具体的には「数理マテリアルインフォマティクス」を強力な柱として超先端材料設計を促進し、新たな市場の創出により日本の産業競争力を高める基盤を構築します。
経験的なノウハウを数値化・可視化し、構造・機能・プロセスの相関の明確にすることで、材料開発を要求される機能から構造を読み解く「逆問題」に帰着させ合理化します。数学と物性理論による構造抽出と、モデリングにより、広範な機能材料に有効な普遍的手法を開発・提供することで材料探索の幅を格段に広げます。特に、従来は周期秩序構造に限定されていた解析手法を超えた「無秩序の中の秩序」を、構造、機能、形成の視点から特徴づけることが鍵になる。これにより、従来の枠組みを破る飛躍的発想の材料をデータベース化・探索し、デザインできます。