当研究グループで得られた知見や開発した技術の例をご紹介します。
水晶振動子マイクロバランス法によるナノセルロース表面特性解析技術
- 内容
- 木質から直接的に製造したナノセルロース(セルロースナノファイバー/CNF)は、リグニン・ヘミセルロースを含有しています。それらセルロース以外の成分は、そのほとんどがナノセルロース表面に付着・堆積しています。そこで、サイズを調整したナノセルロース(リグノセルロースナノファイバー)を用いて水晶振動子センサーを作製し、基質特異性の高い酵素をプローブとして水晶振動子マイクロバランス(QCM)法によりナノセルロースの表面状態を明らかにしました。
- 参考文献等
- 1. AkioKumagai, Seung-Hwan Lee, Takashi Endo,Biomacromolecules,14(7), 2420-2426 (2013). "Thin Filmof Lignocellulosic Nanofibrils with Different Chemical Composition for QCM-DStudy"
2. AkioKumagai, Shinichiro Iwamoto, Seung-Hwan Lee, Takashi Endo,Cellulose,21(3), 2433-2444 (2014), "Quartz crystal microbalance withdissipation monitoring of the enzymatic hydrolysis of steam-treatedlignocellulosic nanofibrils"
- 説明図
追記事項
セルロース材料グループ