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セルロース材料グループでは、「作る」「知る」「使う」のサイクルで研究開発を進めています。


〒739-0046 広島県東広島市鏡山3-11-32
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
中国センター 機能化学研究部門

セルロース材料グループ

研究紹介PRIVACY POLICY

当研究グループで得られた知見や開発した技術の例をご紹介します。

ナノセルロースによる高発色性材料

内容
 色素には有機系と無機系があります。さらに,その特性から,染料と顔料とに分けることができます。有機系において,染料は,水や有機溶剤に分子レベルで溶解して,染色等に使われます。一方,顔料は,水や有機溶媒には,ほとんど溶解することができません。顔料は,安定で耐久性が高いモノが多いですが,凝集性が高いため,様々な分散剤(凝集抑制剤)が添加されています。顔料が凝集すると,色相が変化したり,くすんだりしてしまいます。
 ナノセルロース(セルロースナノファイバー/CNF)は,その強度が注目されていますが,大きな比表面積を持っており,様々な物質と相互作用します。我々の研究グループでは,山陽色素(株)様との共同研究において、顔料でウレタン材料を着色する際に,ナノセルロースを0.1wt%程度の少量を添加することで,セルロース-顔料間の特異な分子間相互作用により,顔料粒子同士の凝集を抑制して,発色性が向上することを見出しました。この成果は、山陽色素(株)様の高い分散技術によって達成されたものです。その成果は、連名で論文発表することができました。

山陽色素(株)様ホームページ(外部リンク)
参考文献等
Yasuko Saito, Shinichiro Iwamoto, Naoya Hontama, Yuki Tanaka, Takashi Endo, Cellulose, 27, 3153–3165(2020), “Dispersion of quinacridone pigments using cellulose nanofibers promoted by CH–π interactions and hydrogen bonds”.

※山陽色素(株):Naoya Hontama, Yuki Tanaka
説明図
ナノセルロースによる顔料の発色性向上

追記事項

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