リモートセンシング研究グループ

設備・装置紹介

  1. 紫外可視近赤外分光光度計(日本分光 V-670)
  2. 試料を装置内にセットして、紫外〜近赤外域(350 − 2400 nm)の反射率を測定します。積分球型で光量を効率よく稼ぐことができるため、粉末状の試料や反射率が低い試料等も精度良く測定できます。


  3. ハンディ型FTIR(Agilent 4300 ハンドヘルドFTIR)
  4. 試料に接触させて、近赤外〜中間赤外域(4500 − 650 cm-1;1.6 − 14ミクロン)の反射率を測定します。本体は持ち運び可能であり、野外での現地測定も可能です。

    ハンディ型FTIR(Agilent 4300 ハンドヘルドFTIRの本体
    Fig. 2-1 ハンディ型FTIR
    ハンディ型FTIR(Agilent 4300 ハンドヘルドFTIRの本体
    Fig. 2-2 ハンディ型FTIRで取得された分光データの例

  5. ポータブル分光光度計(ASD FieldSpecシリーズ)
  6. 試料にプローブを向けて(非接触)、可視〜近赤外域(350 − 2500 nm)の反射率を測定します。本体は持ち運び可能であり、野外での現地測定も可能です。アタッチメントを利用し、水中のターゲットについても測定が可能です(予定)。

    沿岸域でのFieldspecによる分光測定の様子。
    Fig. 3-1 FieldSpecを用いた沿岸域での分光測定の様子。真ん中にある白い板はリファレンス用白板。
    Fieldspecによる分光測定の様子。海草の分光スペクトルを取得中の様子。
    Fig. 3-2 FieldSpecは背中に担いでデータを取得します。

  7. ドローン搭載ハイパースペクトルカメラ(PikaL)
  8. ドローン搭載し、走査しながらラインスキャンすることで2次元のハイパースペクトル画像(400 − 1000 nm)を取得します。回転機構付きの三脚に搭載することで、露頭など現地据え置きでの撮影にも使えます。

    三脚システムの写真
    Fig. 4-1 三脚システム
    ドローンシステムの写真
    Fig. 4-2 ドローンシステム
    PikaL本体の写真
    Fig. 4-3 PikaL本体

  9. 高分解能マルチバンドASTER対応赤外線放射計(CIMEL社 Model CE312-N2)
  10. ASTER TIRと同じバンドを持つ赤外線放射計です。本体は持ち運び可能であり、野外での測定が可能です。ASTER TIRとバンド特性が同じであることから、ASTERとの同期観測による校正データとして活用されます。

    高分解能マルチバンドASTER対応赤外線放射計の写真
    Fig. 5-1 ASTERと同じバンドを持つ赤外線放射計