本文へ

研究センター紹介

インダストリアルCPS研究センターについて


  インダストリアルCPS研究センター研究センター長 谷川民生


人と協調する人工知能(AI)、ロボット、センサ等を融合した技術の研究開発を推進し、製造業を中心とした労働生産性向上、技能の継承・高度化に寄与

 社会課題の一つである少子高齢化問題の解決をターゲットと定め、サービス業を含む全ての産業分野で労働等の投入資源の最適化、従業員のQuality of Work(QoW)の向上、産業構造の変化を先取する新たな顧客価値の創出、技能の継承・高度化に向けて、人と協調する人工知能(AI)、ロボット、センサ(IoT)等を融合した技術を開発することを目標としています。

 本研究センターでは特に、製造業やサービス業等の現場における人、センシング、ロボット、機器、作業環境等から構成されるシステムに関して、サイバーフィジカルシステム(CPS)を基盤として、モデリング、計画・制御、システム設計等の技術を高度化・統合化するとともに、人と協調するAIを活用することにより、当該システムの安全性と柔軟性を保ちつつ作業性や生産性の観点から最適化する技術を開発し実証します。加えて、実現場での展開を目指す上で、臨海副都心センターCPS研究棟内に新たな技術を試すことを可能とするテストベッド環境として製造分野における工場環境、物流分野における小売店舗環境等を構築しており、共同研究、コンソーシアム連携による産学官連携活動を推進しています。

 また、研究拠点として、臨海副都⼼センター(3チーム)、つくば中央第⼆事業所(2チーム)に加え、新たに北陸デジタルものづくりセンターが2023年5⽉に開設されました。北陸デジタルものづくりセンターでは、北陸地域で盛んな繊維産業や金属加工業を支援する2つの研究チームが配置されます。CPSを活用したデジタルものづくり 技術により、繊維産業の高付加価値化・サービス化、金属3Dプリンタや形状計測のDXによる加工技術の高度精度・高効率化、デジタル人材の育成を推進します。



サイバーフィジカルシステム(CPS)を基盤としたAI、センシング(IoT)、ロボット融合のための統合システムの図

図:サイバーフィジカルシステム(CPS)を基盤としたAI、
センシング(IoT)、ロボット融合のための統合システム




組織図

2023年5月1日現在

2023年5月1日現在組織図


  • 2020年4月1日付で、インダストリアルCPS研究センターが発足しました。(7研究チーム)
  • 2021年3月31日付で、設計製造知識モデリング研究チームが終了しました。
  • 2022年7月1日付で、三菱電機-産総研 Human-Centricシステムデザイン連携研究室が発足しました。
  • 2022年8月15日付で、ソフトウェアプラットフォーム研究チームが終了しました。
  • 2023年4月1日付で、北陸デジタルものづくりセンターが研究拠点に加わりました。
  • 2023年5月1日付で、北陸デジタルものづくりセンターに、スマートテキスタイル研究チーム、3D造形評価研究チームが発足しました。


研究拠点

  • 臨海副都心センター[本館、第一別館、第二別館] (東京都江東区)
  • つくばセンター[中央事業所2群] (茨城県つくば市)
  • 北陸デジタルものづくりセンター (福井県坂井市)



▲ ページトップへ