事業概要
半導体技術の先進的な発展を見据え、設計、前工程、中工程、後工程・実装を含む幅広い関係者の横連携を促進し、技術交流、課題共有、施設活用支援の場を提供するコンソーシアムです。
AIやエッジデバイスの高度化、データセンター需要の拡大、情報処理システムの多様化に伴い、半導体プロセス技術には、これまで以上に多様で高度な技術課題への対応が求められるようになっています。これに伴い、従来の工程ごとの分業に加え、設計から前工程、中工程、後工程・実装までを見渡しながら、幅広い横連携と分野横断的な技術課題の共有を進める場の重要性が高まっています。
このような背景のもと産総研は、中立的な立場から、設計、前工程、中工程、後工程・実装、光電融合、パワーエレクトロニクス、MEMS等に関わる先進技術・施設設備を活用し、半導体分野における連携促進、交流、参入環境整備、施設活用支援の窓口機能を包括的に担う場として、「新世代半導体集積システム技術コンソーシアム(略称:ASiST)」を設立しました。
技術動向の共有・意見交換
- 設計〜前工程〜実装系、上流〜下流をつなぐハブとして技術交流の場を提供
- 国際会議・学会等に基づく最新技術動向や技術情報を共有
- セミナー・講演会・見学会等を開催し、会員間の意見交換を促進
先進研究開発課題の共有と提案活動の支援
- 会員間で、半導体プロセス技術や後工程・実装技術等に関する技術課題、ニーズ、シーズを共有
- 会員の声を集約し、政策提言、国の研究開発プロジェクト提案、標準化等につながる活動支援
- 知的財産、標準化等に関する情報共有や支援
産総研拠点活用・技術相談の窓口
- 産総研の半導体関連開発拠点における試作、評価、提供サービス等の活用に関する相談受付
- SCR(300mmウェハ対応)、新世代ハイブリッドパッケージ拠点(200mmウェハ対応)等を含む産総研拠点の活用について、内容に応じて適切な連携先や開発拠点を案内・提案
- 設計、前工程、3D集積、後工程・実装等に関する技術相談、技術講習、人材育成等についても相談受付
会員の皆様にご活用いただける内容
本コンソーシアムでは、会員の皆様に、半導体プロセス技術や後工程・実装技術に関する最新動向、現場課題、技術ニーズを共有いただきながら、今後の取組や連携の方向性を検討する場としてご活用いただくことを想定しています。
また、必要に応じて、産総研の半導体関連開発拠点、試作・評価機能、TEG提供サービス、人材育成等の活用についてもご相談いただけます。
主な活用内容は以下の通りです。
- 最新の技術動向・学会動向の把握
- 会員間での課題共有・意見交換
- ワーキンググループ活動への参加
- ファシリティ見学会やプロセス見学会への参加
- 産総研拠点、試作サービス、TEG提供サービス、人材育成等に関する相談
- 政策提言、国プロ提案、標準化等に向けた意見集約への参加
総会
総会は、ASiSTコンソーシアムの活動方針、事業計画、収支予算等について、会員参加のもとで協議・決定する会議です。通常は年1回の開催を予定していますが、必要に応じて臨時総会を開催することがあります。
また、総会にあわせて、講演会、技術交流会、見学会等を開催し、最新の技術動向の共有や会員間の意見交換を行う場とすることを計画しています。
【本年度計画】
- 6月3日(終了) 第一回総会 および 技術講演会
- 10月ごろ 技術交流会 半導体後工程技術に関する講演会等(予定)
- 翌年2月ごろ 技術交流会 実習見学会等(予定)
【第一回総会のご紹介】
2026年6月3日に、秋葉原のアキバプラザにて第一回総会を開催しました。台風の迫る中、急遽Web参加形式も準備して実施されましたが、全員参加(委任状含む)いただき、無事開催できました。総会の様子を一部ご紹介いたします。
- 第一回総会
- 薬師寺会長より設立趣旨と活動目的についてご説明いたしました。また、各議案について説明と決議が行われました。

- 技術講演会1「チップレット技術と研究プロジェクトの最先端」
- 日置幹事より、チップレット技術についての解説と、国家プロジェクトの進展状況についての講演をしました。
- 技術講演会2「3次元集積実装技術の最新の技術動向調査」
- 業界注目必須の最先端動向が発表される複数の国際会議の動向と、重大発表について、実際に参加した菊地副会長が解説しました。
- 技術講演会3「産総研の半導体研究開発拠点」
- 小林副会長から産総研の半導体開発拠点について、各拠点の特徴と活用方法について解説しました。
- 名刺交換会
- ASiSTコンソーシアム関係者や会員同士の名刺交換会を実施しました。
ワーキンググループ
ワーキンググループ(WG)は、個別テーマについて継続的に議論する活動単位です。先進3D集積技術、チップレット、パッケージング、MEMS、異種材料集積化等のテーマについて、会員間で継続的な情報共有と議論を行います。
コンソーシアム全体での技術交流に加え、特定テーマについてより具体的な議論を行う場として、年3~4回程度のコンソーシアム会合やWG活動を計画しています。
WGでは、学会調査に基づく最新技術動向報告、SDRJロードマップの解説、NEDOプロジェクトの成果報告、ハイブリッドボンディング等のパッケージングプロセス見学会、パッケージング関連の基礎講義などを予定しています。
WGのテーマについては、総会や運営委員会での議論をふまえ、会員の皆様の関心や提案も参考にしながら検討します。
拠点活用・支援窓口
産総研には、設計、前工程、中工程、後工程・実装、光電融合、パワーエレクトロニクス、MEMS等に関わる多様な開発拠点が整備されています。
本コンソーシアムは、これらの拠点活用に向けた相談窓口としても機能し、産総研全所にわたる最適な連携先や開発拠点を案内します。
拠点活用・技術相談については、下記のお問い合わせ・技術相談フォームよりご連絡ください。担当者より内容を確認のうえ、ご案内します。
運営組織

- 総会
- 通常総会を年1回開催(予定)
- 運営委員会
- 会長・副会長・幹事とも産総研メンバーで構成
- (会長)薬師寺 啓
- (副会長)昌原 明植、小林 健、菊地 克弥
- (幹事)先端半導体研究センター、光電融合研究センター、センシング技術研究部門など、半導体関連ユニット担当者より
- 事務局
- 産総研ハイブリッド機能集積研究部門内に設置
- 想定WG
- ・チップレットWG
- ・先進3D集積技術WG
- ・パッケージング&MEMS&異種材料集積化WG
会員区分・会費・会則・会員一覧
| 会員区分 | 対象 | 年会費 (税込)** |
|---|---|---|
| 法人会員 | 20 万円 | |
| 中小企業・スタートアップ会員 | 中小企業基本法等をもとにした基準*を満たす企業 | 5 万円 |
| 学術会員 | 国立大学法人・国立研究開発法人など* | -- |
*会員区分の判断基準はこちらをご参照ください
**【会費納付】毎年度6月ごろに経理担当者様宛に送付する会費請求書をもとに、銀行振込をお願いしております。
お問合せ・技術相談
産総研の拠点活用や技術相談等がございましたら、お問合せ・技術相談フォームにてご連絡ください。また、ASiSTコンソーシアムに関するその他のお問い合わせもフォームへお願いします。
