日常生活場面で計測する個人の健康・医療データと、ヘルスケアサービスや社会実験で収集されるビッグデータから、現在の心身状態や生活・行動特性を評価して、将来の疾病や健康状態を予測するモデルを研究開発します。人間計測・評価研究チームは、日常生活場面における個人の健康・医療データの計測を担当し、以下の研究テーマを重点的に推進します。
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研究テーマ
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連続血圧測定による健康モニタリング技術
血圧は日常生活中の行動や動作の他に、身体的・心理的ストレスによって変動します。血圧の日内変動のモニタリングによってストレスの原因を究明するために、フレキシブルセンサシステムと身体情報の評価技術を統合し、下着装着型の連続血圧計の開発を進めています。身に纏える安心・安全なフレキシブル全固体電池を主電源として、熱電モジュール・無線送受電システムを統合し、日常生活でさりげなく健康状態をモニタリングする技術を創出します。
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非侵襲サンプルから健康状態を看る技術
ガスセンサ・バイオセンサの高度化により、非侵襲に採取できる生体サンプルから心身の健康状態を看る技術を創出します。独自のセンサ材料を用いたマルチセンサアレイ化と、機械学習技術を用いた標的物質の識別技術によって、次世代シークエンサによるメタゲノム解析を必要としない、迅速で簡便なストレス判別技術の開発を進めています。