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生活機能ロボティクス研究チーム
Assistive Robotics Research Team
(日本語/English)

【書籍出版】 「事例で学ぶ 人を扱う工学研究の倫理~その研究、大丈夫?」が出版されます。 梶谷主任研究員が著者の一人として執筆を担当しています。

顔写真
役職・名前
メールアドレス (+@aist.go.jp)
専門・担当分野

研究チーム長
田中 秀幸

hideyuki-tanaka
高精度マーカ、環境構造化、ロボットビジョン、測位
(研究紹介 5

主任研究員
本間 敬子

keiko.homma
リハビリテーションロボティクス・メカトロニクス
(研究紹介 1, 2, 3, 10

主任研究員
梶谷 勇

isamu.kajitani
支援技術の開発・評価と社会実装に関する研究、
電動義手(研究紹介 1, 2, 3, 8, 9

主任研究員
関山 守

m.sekiyama
IoT、AAL、機能安全、標準化

主任研究員
尾形 邦裕

ogata.kunihiro
人の身体や運動のモデル化とそれに基づく支援技術
(研究紹介 2, 7

主任研究員
泉 小波

izumi-k
各種印刷技術を用いた電子回路やセンサ素子の作製、曲面に対する印刷技術、編成、縫製技術を用いたウエアラブルセンサの作製

主任研究員
今村 由芽子

yumeko.imamura
動作支援技術とそのバイオメカニクス的解析

招聘研究員
岡本 茂雄

shigeo.okamoto
医療・介護・健康データの活用
(研究紹介 3

テクニカルスタッフ
大里 美佳

mika.oosato

テクニカルスタッフ
内藤 眞志

naitou.shinji

テクニカルスタッフ
戸塚 健一

ken.totsuka

テクニカルスタッフ
南口 史希

s.minamiguchi

テクニカルスタッフ
鈴木 愛

ai24-suzuki

アシスタント
瀧本 美千代

m.takimoto

アシスタント
小関 玲子

r.koseki
研究協力者

上級主任研究員
松本 吉央

yoshio.matsumoto
生活支援ロボット、アンドロイド、顔・視線計測、ナビゲーション
(研究紹介 1, 2, 3, 4, 6, 10

人々の生活機能の拡張、および高齢化社会におけるQOL向上やサービスの効率化を目指して、日常生活において人の支援を行うロボット技術(Assistive Robot, Assistive Technology)の研究開発を行い、社会に資する次世代ロボット機器の実用化を目指します。センサ技術や計測技術、運動機能への介入技術の開発に加え、ユーザの生活を分析し機器の設計につなげる設計支援や、安全性および効果の評価技術の開発を行い、実証実験や企業との連携を通じて、実用化による社会への成果還元を目指します。

生活機能ロボティクス研究チームの紹介動画(約3分30秒)
ショート版(約45秒)はこちら(新しいタブで開きます)

生活機能ロボティクス研究チームの研究ドメイン画像

1.介護ロボットの評価・検証

介護ロボットの評価・検証

厚生労働省「介護ロボットの開発・実証・普及のプラットフォーム構築事業」(事務局:NTTデータ経営研究所)にリビングラボの1つとして参画しています。 生活空間を模擬・再現した実験環境を利用し、全国のリビングラボや相談窓口と連携しながら、企業により開発された介護ロボットの製品評価・効果検証、介護現場での実証支援等に取り組んでいます。
柏リビングラボ紹介ページ

本間梶谷松本

2.ロボットをプローブとした生活の計測・分析・介入

ロボットをプローブとした生活の計測・分析・介入

IoT化されたロボット介護機器を開発し、それを活用して生活を支援しながら、同時に高齢者の生活センシングのプローブ(探針)として利用し生活データを計測・蓄積する研究を行っています。データに基づきロボットを用いた適切な支援サービスを設計し、生活に介入しより良い支援サービスを提供することを目指しています。

3.ロボット介護機器の基準策定・標準化

ロボット介護機器開発プロジェクト

「AMEDロボット介護機器開発・標準化事業」では経済産業省と厚生労働省によって策定された重点分野のロボット介護機器の開発・標準化の支援を行うことにより、被介護者の自立促進や介護者の負担軽減を実現し、ロボット介護機器の新たな市場の創出を目指しています。当グループは本事業の基準策定・標準化コンソーシアムの一員として事業を推進しています。
介護ロボットポータルサイト

4.介護レセプトを用いた介護ロボットの利用分析

介護レセプトを用いた介護ロボットの利用分析の結果
介護レセプトを用いた介護ロボットの利用分析

筑波大学の田宮研究室と連携し、介護レセプトを用いて福祉用具の利用分析を進めています。近年は手すり、歩行器といった自立支援のための福祉用具の利用が進んでいること、福祉用具を利用することが要介護度を維持したり在宅生活を継続することに寄与していることも分かってきました。2016年度以降、介護ロボットの一部が介護保険の福祉用具の貸与対象になっており、その利用状況や効果についても調べています。

松本

5.高精度な位置姿勢推定が可能な視覚マーカ

高精度マーカ

視覚マーカは,単眼のカメラで位置姿勢を簡易に計測できるツールです。我々は、マイクロレンズアレイを用いて「見る角度に応じてパターンが変化する視覚マーカ」を開発し、平面型マーカの分野で世界最高精度の位置姿勢推定を実現しました。現在は本マーカの実用化に向けた取り組みのほか、ロボット制御、計測、AR(拡張現実)等、幅広い分野への応用研究を進めています。

田中

6.アンドロイドを用いたコミュニケーション支援

アンドロイドロボット

人に親和的なロボットを実現するための研究開発を行っています。人に酷似した外観を持ち、笑顔を表出できるよう開発したアンドロイドロボットを利用し、人に同調しながら動いたり発話したりする機能を実装し、実証実験を通じてロボットの外観や動作が人に与える影響を調査しています。現在は特に発達障害児のコミュニケーション支援を目指した実証研究を、専門の医師や教師と連携して進めています。
アンドロイド紹介ページ

松本

7.画像による運動の可視化

床反力の可視化

障害者や高齢者の方々が歩行機能改善を行う上で、身体の力学情報をリアルタイムに理解することは重要です。そこで本研究ではKINECTなどの距離画像センサから取得した人の姿勢情報と動力学モデルを組み合せることで足裏に働く反力をリアルタイムに可視化する技術を開発しました。簡便に人の動きをデータ化し、それを直感的に学習者に提示することで、リハビリテーションの質の向上に貢献することを目指しています。

尾形

8.福祉応用に関する研究

電動義手

障害者や高齢者の生活を支援する工学技術について幅広く研究しています。特に電動義手、重度障害者用操作インタフェース、高次脳機能障害者用作業支援ツールについて、先端技術を用いた開発だけにとどまらず、評価技術の開発も行っています。例えば、電動義手の操作負担の軽減のために環境因子との相互作用による操作フレームワークを構築したり、作業療法などで用いられる評価ツールの解析を行っています。

梶谷

9.社会実装に関する研究

先端技術を用いて研究開発された工学技術は、その全てが製品化されて社会に定着するわけではありません。より多くの工学技術が社会の中で活用されるように、その社会実装過程における課題を調査したり、社会構造の解析とモデル化を行っています。そこでは、行動科学に基づく知見を活用したり、「情報」に関連する人の活動量を「情報コスト」と定義して解析を進めています。

梶谷

10.スマートエイジングを目指す日欧共同仮想コーチングシステム(e-VITAプロジェクト)

e-VITAプロジェクト全体図の画像
e-VITAプロジェクト

本プロジェクトの目的は、高齢者の日常生活における身体的、認知的、心理的、社会的ドメインにおける微妙な変化を検出し、在宅のスマートリビング環境における持続可能なウェルビーイングのために個人に合わせた推奨事項や介入を提供する、革新的なICTベースの仮想コーチングシステムを開発することです。 この3年間のプロジェクトは2021年1月に開始されました。本プロジェクトは、EUと日本が共同で実施します。日本側コンソーシアムは、総務省戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)の下で研究を実施しています。
プロジェクトWebサイト

本間松本





原著論文
  • Kunihiro Ogata and Yoshio Matsumoto
    "Whole body sensing dummy of the elderly to evaluate robotic devices for nursing care"
    Advanced Robotics, vol.35, issue 8, pp.504-515, 24 Feb 2021.
国際学会
  • Keiko Homma, Mika Yasuoka, Yasuko Akutsu and Yoshio Matsumoto
    "Developing a Framework for Evaluating Robotic Care Devices in the Introduction Phase"
    Proceedings of the 2021 IEEE International Conference on Intelligence and Safety for Robotics, pp.77-80, 2021.
  • Isamu Kajitani, Keiko Homma and Yoshio Matsumoto
    "Investigations on Monitoring Sensor Usage and Decision-Making: A Case Study in an Elderly Care Facility"
    Digital Human Modeling and Applications in Health, Safety, Ergonomics and Risk Management. Posture, Motion and Health. HCII 2020.
    Lecture Notes in Computer Science, vol 12198, pp.521-530, Jul 2020.
  • Yasuko Kitajima, Isamu Kajitani, Mitsuhiro Nakamura, Keiko Homma, Yoshio Matsumoto and Jukai Maeda
    "Verifying the Usefulness of Monitoring Sensors Used by Caregivers in Nursing Homes"
    Digital Human Modeling and Applications in Health, Safety, Ergonomics and Risk Management. Posture, Motion and Health. HCII 2020.
    Lecture Notes in Computer Science, vol 12198, pp.531-546, Jul 2020.
  • Hideyuki Tanaka
    "Ultra-High-Accuracy Visual Marker for Indoor Precise Positioning"
    Proc. The 2020 Int. Conf. Robotics and Automation (ICRA2020), pp.2338-2343, 2020.
  • Keiko Homma, Kiyoshi Fujiwara, Takuya Ogure and Isamu Kajitani
    "Development of Contact Safety Test Procedure for Defecation Assistance Devices"
    IEEE Global Conference on Life Sciences and Technologies, pp.153-156, Mar 2020.
  • Kunihiro Ogata and Yoshio Matsumoto
    "Estimating Road Surface and Gradient using Internal Sensors for Robot Assist Walker"
    2020 IEEE/SICE Int. Symp. on System Integration (SII2020), pp.826-831, Hawaii, USA, Jan 2020.
その他
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