柏リビングラボ(産業技術総合研究所)
産業技術総合研究所では、これまでのロボット介護機器開発・導入プロジェクトにおける多くのメーカへの開発支援を通じて、ロボットの安全性や効果・性能の評価に関して取り組んできました。その中では、リスクアセスメントシート等のドキュメントを整備し、機器のコンセプトや安全性の確認ができるようにしてきました。それらの経験を活かして、介護ロボットの開発における検証のお手伝いやアドバイスをいたします。また多様な意見を集めるため、介護ロボットの研究者に加えて、柏地域の介護関係者および住民参加型のワークショップも開催する予定です。
(厚生労働省「介護ロボットの開発・実証・普及のプラットフォーム構築事業」の紹介ページ)
(厚生労働省「介護ロボットの開発・実証・普及のプラットフォーム構築事業」の紹介ページ)
実験環境紹介
模擬生活環境
●計測用実験室(6m×10m)
高さ、幅等が可変(ADL訓練用)の風呂、トイレ、キッチン、階段の模擬環境、およびモーションキャプチャ等の計測装置を設置しています。数名でのワークショップも開催できます。これまでに製品化された介護ロボット数種類も導入済みです。
●ワンルームタイプ実験室(6m×6m)
実際に水回りも使用可能(車椅子対応)な浴室、トイレ、キッチンを設置しています。
人工気候室
気象や季節によって変わる温熱環境(温度、湿度他)を制御できる空間で、機器の性能等について実験できる施設です。
2室が連結されているので、環境のステップ変化や制御された前室および実験室としての利用等が可能です。
・1室(大) W4.5m×D5.3m×H3.0m
温度 0~40℃/相対湿度 40~80%
照度 700lx以上/室内気流 0.2[m/s]以下
・2室(小) W5.0m×D3.0m×H2.7m
温度 -10~50℃/相対湿度 20~90%
照度 1000lx以上(-10~40℃)/気流 同上
柏リビングラボへのアクセスについて
●お問い合わせ先
Email: M-living-lab-ml@aist.go.jp
Tel: 029-861-3427
※メールでのお問い合わせがスムーズです。
●住所・アクセス
〒277-0882 千葉県柏市柏の葉6-2-3
東京大学柏IIキャンパス内
産業技術総合研究所 社会イノベーション棟
人間拡張研究センター