研究紹介
燃料資源地質研究グループのミッション
多面的なアプローチで国内の燃料資源の評価や民間企業の探鉱支援を行います
○ 燃料資源に関わる鉱床成因の解明や、安定供給に向けたポテンシャル評価
○ 資源評価に必要な調査および探査技術の開発
現在進行中の主なプロジェクト
非在来型資源
メタンハイドレート
天然ガスは、石油や石炭に比べて環境負荷の低く、世界的に需要が高まっている燃料資源です。
メタンハイドレートは、天然ガスの主成分であるメタンガスが水分子と結合して固まっている物質です。
メタンハイドレートは、日本近海にも大量に存在しているとされ、将来のエネルギー資源として期待されています。
我々は、海面からの広域探査及び海底面直上でのAUV精密探査による地形・地質構造調査や、ROV潜航調査による海底観測、海底下温度構造モデリングなどを行い、
メタンハイドレートの資源量評価や生産手法開発のための研究支援を行っています。
その他非在来型資源 (シェールガス・オイル、コールベッドメタンなど)
飛躍的な技術革新により、これまで開発が困難であったコールベッドメタンやシェールガスなどの非在来型天然ガスの生産量が急増しました。
非在来型資源は、在来型に比べて豊富な資源量が期待されている一方で、その 正確な資源量については、十分調査されていません。
我々は、国内炭田堆積盆でのシェールガス・オイルの可能性について検討を行い、さらにCCOPを通じて、
韓国地質資源研究院(KIGAM)と協力しながらシェール評価を行い、アジアへの国際協力を行っています。