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領域長挨拶

領域長:田中 良夫(たなか よしお)

情報・人間工学領域は、情報技術と人間工学の融合を通じて社会課題解決や産業競争力強化に貢献することを目指し、AI、ロボット、セキュリティ、デジタルプラットフォーム、人間計測・介入・評価などの技術課題を設定し、優れた研究成果を創出しています。

情報・人間工学領域の特徴の一つは、情報学と人間工学にまたがる研究領域をカバーしていることです。多くの製品やサービスにおいて、「人が安心して利用できる」、「人が製品やサービスをどのように利用しているか適切に評価できる」、「人がより健康に生活するために行動変容を促す」など、人に対するインタフェースが重要となる場面が数多くあります。情報学と人間工学を融合させた私たちの研究開発の成果は、これらの製品やサービスの価値向上の鍵になると考えています。

また、AIセーフティにおけるデータ品質やウェルビーイングなどの国際標準化への貢献や、AI研究開発用のオープンな計算基盤であるABCIの運用など、公的研究機関として我が国の産業競争力強化に資する活動にも取り組んでいます。

進化の速度が速い最先端の情報技術を導入して競争力のある製品・サービスを実装するためには,研究の段階から事業化の絵姿を描いていくことが必要です。情報・人間工学領域は、基礎研究の段階から連携先の企業様やAIST Solutionsの事業化検討と一体的に研究開発を進めることで,研究成果を着実かつ迅速に社会実装し、イノベーション・エコシステムの形成を目指しています。

皆様のご理解とますますのご支援をお願い申し上げます。

国立研究開発法人産業技術総合研究所
情報・人間工学領域長
田中 良夫


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