低酸素環境においてRNAの骨格がメチル化される！
大腸菌のリボソームRNA（rRNA）において、嫌気（低酸素）環境特異的に、“RNA骨格”にメチル化修飾が導入されることを発見し、またその分子メカニズムを解明しました。
産総研 細胞分子工学研究部門 鴫 直樹 研究グループ長は、無酸素条件下での生化学実験を分担しました。 （東大・産総研・理研・東北大等との共同研究。）
RNA糖リン酸骨格にメチル基が立体選択的に導入される
プレスリリース
発表・掲載日：2025/12/12
共同研究機関
東京大学大学院工学系研究科
産業技術総合研究所 細胞分子工学研究部門
理化学研究所 生命機能科学研究センター
東北大学大学院生命科学研究科 東北大学未来型医療創成センター（INGEM）
Tartu大学 (エストニア)
投稿論文
- 掲載誌：Molecular Cell
- 論文タイトル：Hypoxia-induced ribosomal RNA modifications in the peptidyl-transferase center contribute to anaerobic growth of bacteria
- 著者：K Ishiguro, K Midorikawa, N Shigi, S Kimura, A Liiv, T Yokoyama, T Ito, M Shirouzu, J Remme, K Miyauchi, T Suzuki*