ナノニードルアレイを用いた細胞操作技術
DRIEを用いたシリコンの微細加工によりナノニードルアレイを作製し、大規模数の細胞を同時に操作する技術を開発しています。
AFMカンチレバー型ナノニードルと同様に挿入のダメージは極めて小さく分離された幹細胞は正しく分化誘導することが出来ます。
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5 mm角のシリコンチップ上に直径200 nm長さ30 µmのナノニードルが数万本規則正しく配列されています。
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ナノニードルアレイにCas9/gRNA複合体を吸着させ、これを細胞に挿入することで高効率で安全なゲノム編集を行います。ゲノム編集効率16%を達成しています。
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抗体を修飾したナノニードルアレイを接着力10 nN程度に調整された細胞アレイに同時挿入し、細胞を抗体結合力で引き上げ、強接着基板で細胞を回収します。ヒトiPS由来の神経幹細胞の分離に成功しています。