王室ご用達のヴァンセンヌ窯が1759年にセーブル王立製陶所となり、やがて当時流行のロココ様式を取り入れたフランス独自のデザインを生み出した。その豪華な絵皿や花瓶は、ベルサイユ宮殿を飾ることとなる。フランス革命後に国立となり、磁器の製造技術は急速に発達しリモージュへ普及した。当所では、20世紀初頭のセーブルやリモージュで作られた装飾品など多くを収蔵している。1959年と61年には名古屋工業技術試験所とセーブル製陶所が同じ国立であることから日仏作品交歓展が開催され、その際セーブル製陶所から贈られたディナーセット、置物、その他数点の作品も収蔵品に含まれている。 |
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