イベントレポート

合同講演会 触媒化学研究部門―細胞分子工学研究部門ー食・触コンソーシアム ー第34回食・触コンソーシアムワークショップー

講演会名 合同講演会 触媒化学研究部門―細胞分子工学研究部門ー食・触コンソーシアム ー第34回食・触コンソーシアムワークショップー
開催日 2026.07.15
開催場所 産総研中央事業所5群 第4会議室(6603室)
参加人数 会場 23名、WEB 19名
概要

◆バイオインスパイアードナノ材料の設計と医療応用

京都大学高等研究院物質ー細胞統合システム拠点(iCeMS)
秋吉一成 特定拠点教授

このたび、京都大学の秋吉一成氏をお招きし、「バイオインスパイアードナノ材料の設計と医療応用」と題してご講演いただきました。

ご講演では、生体システムに柔軟に適応し、さらに能動的に作用する「バイオアダプティブマテリアル」について、基礎から応用研究まで幅広くご紹介いただきました。

特に、生体分子システムを模倣したナノゲル工学、プロテオリポソーム工学、エクソソーム工学を基盤技術として、バイオ医薬品の徐放制御や選択的輸送を可能とする機能性ナノ微粒子「バイオナノトランスポーター」の開発研究について、これまでの研究成果を交えながら分かりやすく解説いただきました。

また、自己組織化多糖ナノゲルを活用したワクチン開発研究や、近年注目を集めるエクソソーム工学の研究事例についてもご紹介いただき、次世代医療技術への応用可能性や今後の展望について理解を深める機会となりました。

講演後の質疑応答では、参加者から多くの質問が寄せられ、バイオマテリアル研究の将来展望や医療応用に関する活発な議論が展開されました。終始盛況な雰囲気の中で講演会は終了し、参加者の方々にとって新たな研究の着想や今後の研究開発につながる大変有意義な機会となりました。