
有機ケイ素材料は、電子、医療、宇宙・航空、食品などの様々な分野で代替不可能な重要な役割を担っている材料です。有機ケイ素材料は分子構造によりその物性が大きく変化するため、高機能・高性能な有機ケイ素先端材料の開発には、構造が精密に制御された有機ケイ素材料開発が必要となります。
本NEDO有機ケイ素先端材料開発技術者養成に係る特別講座では、今後、益々の需要が高まる有機ケイ素先端材料の社会実装を拡大・促進するための「場」(拠点)を構築し、有機ケイ素先端材料開発の技術を担う人材を育成することを目的としています。また、この拠点を中心として多方面の人材の交流とサンプルワークや分析・評価の支援・アドバイスを行う周辺研究等の取組みを通じて、新しい分野・用途となり得る多種多様な専門領域においても、当該技術を担う人材が育つという「好循環」を形成することを目指しております。
本講座では、産業技術総合研究所・群馬大学・早稲田大学の各機関で講義および実習を行います。各機関の先生方による講義だけでなく、実習による有機ケイ素先端材料への取り組みを学べる大変有益な機会となっております。「これから有機ケイ素材料を利用した新たな事業をお考えの企業の方」「過去に有機ケイ素材料事業を試みたが中断した企業の方」など、今後、有機ケイ素材料事業の展開をご検討されている多くの企業の方に御参加いただけることを期待しています。
開催概要
日時
2022年度後期
- 産総研つくばセンター
- 2023年3月2(木)-3日(金)
- 群馬大学
- 2023年3月8(水)-9日(木)
- 早稲田大学
- 2023年3月14(火)-15日(水)
2022年度ワークショップ
- 産総研つくばセンター
- 2023年3月13日(月)/産総研つくば
- 群馬大学
- 2023年2月20日(月)/群馬大学桐生
- 早稲田大学
- 2023年3月17日(金)/早稲田大学西早稲田
- 各機関における日程は、以上を予定しております。
- 新型コロナウイルスの影響、諸事情等により、講座日程に変更が生じる場合もございます。予めご了承ください。
場所
- 1産業技術総合研究所 触媒化学融合研究センター
- URL:https://www.aist.go.jp/aist_j/guidemap/tsukuba/center/tsukuba_map_c.html
住所:茨城県つくば市東1-1-1 中央第5-2 - 案内図
- 2群馬大学
- URL:https://www.gunma-u.ac.jp/access
住所: 群馬県桐生市天神町1-5-1 - 案内図
- 3早稲田大学
- URL: https://shimojima-lab.com/contacts-access/
住所:東京都新宿区大久保3-4-1 - 案内図
実施内容により以上の3機関で実施いたします。
受講料
無料(資料、サンプル、機器使用等)
- 受講に伴う旅費・宿泊費等は受講者負担です。
- 保険等は、参加者様ご自身でご負担・ご加入お願いします。
- リモート参加に際し、ご利用にかかるパケット通信料は、参加者のご負担となります。
定員
各機関5名程度/回(各社1名)
お申込み多数の場合は、受講目的、有機ケイ素先端材料実用化への意気込み、分野の偏りなど、皆様からの申込内容を考慮し実施機関担当者相互協議により受講者を決定させていただきます。ご希望に添えない場合がございますので、予めご了承ください。
注意事項
- これまでに本講座を受講いただいたことのない企業の方を優先致します。
- 本講座は大学の方も参加可能ですが、企業の方を優先いたします。
- 以上に記載以外の団体に所属の方は、実施機関担当者相互協議によって参加の可否を判断させていただきます。
- 実習は、原則現地参加となりますが、新型コロナウィルスの蔓延の状況により、講座がリモートで開催される場合もございます。
有機ケイ素先端材料に関する講義と実習
1Q単位シロキサン化合物の製造技術、分析評価技術講座(本ホームページからお申込みください)
担当:産総研 2日間
オルトケイ酸とそのオリゴマーの性質、オルトケイ酸の合成、合成した化学種の精製法、精製した化学種の分析法までの一連を講義・実習する。
講義
- オルトケイ酸とそのオリゴマーの合成方法
- 前駆体シリケートの合成方法
- オルトケイ酸とそのオリゴマーの分析方法
実習
- ベンジルオキシシランの水素化分解によるオルトケイ酸の合成
- シリケートのカチオン交換によるオルトケイ酸のオリゴマーの合成
- 合成したオルトケイ酸のオリゴマーの精製
- 合成したオルトケイ酸と精製したオルトケイ酸のオリゴマーの核磁気共鳴分光分析と質量分析
お申し込み方法
以下の方法にてお申し込みください。
申込締切:2023年2月22日(水)*
WEBからの参加申込み
以下の申込フォームに必要事項を記入いただき、送信してください。
申込フォーム*お申込みが完了いたしますと、申込受理のメールが自動送信されます。必ずご確認ください。
*実施機関担当者相互協議により受講者に決定した方には、2023年2月24日(金)までにご連絡差し上げます。
※いただいた個人情報は、今後の「NEDO有機ケイ素先端材料開発技術者養成に係る特別講座」に関するご連絡等に使用させていただきます。これ以外の用途に用いることはありません。
2構造制御されたT、およびD単位シロキサン化合物の製造技術、分析評価技術講座(以下のリンク先にてお申し込みください)
担当:群馬大学 2日間
構造制御されたT単位、D単位シロキサン化合物(かご型やダブルデッカー型等の構造制御されたシロキサン化合物)の性質から、その合成法、合成した化学種の精製法、精製した化学種の分析法までの一連を講義・実習する。
講義
- 構造制御されたかご型シロキサン化合物の製造方法
- 構造制御されたかご型シロキサン化合物の分析方法
実習
- フェニル及びイソブチルトリアルコキシシランを原料にした環状シラノールの合成
- 合成した環状シラノールの精製
- 精製した環状シラノールの核磁気共鳴分光分析およびガスクロマトグラフィー質量分析
お申し込み方法
以下のリンク先にてお申し込みください。
https://element.chem-bio.st.gunma-u.ac.jp/gijutu.html3構造制御されたポリシロキサンの製造技術、分析評価技術講座(以下のリンク先にてお申し込みください)
担当:早稲田大学 2日間
構造制御されたオリゴシロキサンとポリシロキサンの性質から、その合成法、合成した化学種の精製法、精製した化学種の分析法までの一連を講義・実習する。
講義
- モノマー配列の制御されたオリゴ、およびポリシロキサンの製造方法
- モノマー配列の制御されたオリゴ、およびポリシロキサンの分析方法法
実習
- 2種類のD単位からなるABA型鎖状トリシロキサンの合成
- 合成したオリゴシロキサンの精製と核磁気共鳴分光分析
- 合成したオリゴシロキサンのルイス酸触媒を用いた重縮合による構造制御されたポリシロキサンの合成
- 合成したポリシロキサンの核磁気共鳴分光分析および質量分析
お申し込み方法
以下のリンク先にてお申し込みください。
https://shimojima-lab.com/privacy-policy/4受講者参加のワークショップ[人材交流、技術交流]
担当:各機関にて開催 1日間
合同ワークショップでは、企業による有機ケイ素関連製品の紹介、大学等公的機関の研究者の成果・技術紹介、また、受講者による講座全体の振り返りや所属企業においての今後の展開についての意見交換等を行う。
2022年度ワークショップ
- 産総研つくばセンター
- 2023年3月13日(月)/産総研つくば
- 群馬大学
- 2023年2月20日(月)/群馬大学桐生
- 早稲田大学
- 2023年3月17日(金)/早稲田大学西早稲田
2023年3月13日(月)産総研ワークショップへのお申し込み方法
以下の方法にてお申し込みください。
2023年3月13日(月)産総研ワークショップへの申込締切:2023年3月3日(金)*
WEBからの参加申込み
以下の申込フォームに必要事項を記入いただき、送信してください。
2023年3月13日(月)産総研ワークショップ申込フォーム*お申込みが完了いたしますと、申込受理のメールが自動送信されます。必ずご確認ください。
*実施機関担当者相互協議により受講者に決定した方には、2023年3月6日(月)までにご連絡差し上げます。
※いただいた個人情報は、今後の「NEDO有機ケイ素先端材料開発技術者養成に係る特別講座」に関するご連絡等に使用させていただきます。これ以外の用途に用いることはありません。
※2023年2月20日(月)の群馬大学のワークショップへのお申込みは、以下のリンク先にてお申し込みください。
https://element.chem-bio.st.gunma-u.ac.jp/workshop.html※2023年3月17日(金)の早稲田大学のワークショップへのお申込みは、以下のリンク先にてお申し込みください。
https://shimojima-lab.com/privacy-policy/本件に関するお問合せ先
ご不明な点がございましたら、下記メールアドレスまでお問い合わせください。@マークを半角にしてお送りください。
M-silicone-kouza-ml@aist.go.jp