|
|
同位体(どういたい)
| 同じ原子番号を持つ元素で質量数(原子核の中性子数)が異なる核種のこと。放射能を持つ放射性同位体と持たない安定同位体が存在します。例えば炭素の場合、質量数が12と13の安定同位体と、質量数が14の放射性同位体があります。安定同位体の存在比(安定同位体比)は、自然界ではほぼ一定ですが、精密に測定すると物質によって差があり、その値は物質の起源や成因を推定する手がかりとなります。 |
|
|
|
トレーサー実験(とれーさーじっけん)
| 微生物が利用する基質(えさ)の成分に、通常とは異なる同位体元素を添加し、一定時間培養した後に、微生物の代謝物にどれぐらい同位体元素が含まれているか調べる実験。質量数14の放射性炭素同位体を用いた場合は、ラジオトレーサー実験といいます。質量数13の安定炭素同位体を用いることもできます。 |
|
|
|
バイオマーカー
| 堆積物や石油などの地質試料に含まれる有機化合物(主に脂質)で、その特徴的な炭素骨格構造から、起源となった生体有機物を推定することが可能なもの。ステランやホパンが代表的なもので、それぞれ真核生物、バクテリアのバイオマーカーです。石油と根源岩の対比や、熱変質の程度(有機熟成度)の指標として、石油探鉱において利用されています。 |
|
|
|
バイオレメディエーション
| 生物の機能を利用して環境浄化を行う技術の総称。一般的に、低コストかつ低環境負荷の手法として注目されています。地質(土壌・地下水)汚染の浄化手法の有力な一つであり、石油や揮発性有機塩素化合物を対象にしたバイオレメディエーションは実用化されている。 |
|
|
|
ヒ素蓄積細菌
| 近年海洋や高塩湖であるモノ湖(アメリカ)からヒ素を体内に蓄積できる細菌が相次いで発見され、バイオレメディエーションなどへの応用が期待されています。特に、2010年に、モノ湖の細菌はリンの代わりにヒ素を利用することができる珍しい細菌と大々的に発表されましたが、異論も多く、現在も議論が続けられています。 |
|
|
|
物質循環(ぶっしつじゅんかん)
| 地球表層の物質は、生物活動や、大気や海洋の流れ、プレートテクトニクスによって長い年月をかけてその形態を変えながら地球表層から地下深部に及ぶ広い範囲で循環しています。特に、生命にとって必須元素である炭素元素の循環は、人間の活動や、地球温暖化の原因とされる二酸化炭素の変動と関連しています。 |
|
|
|
メタン酸化細菌(めたんさんかさいきん)
| メタンを唯一炭素源・エネルギー源として生育する細菌。水田・湖沼等に生息し、酸素を用いてメタンをCO2に酸化します。 |
|
|
|
メタン生成菌(めたんせいせいきん)
| 水素と二酸化炭素または酢酸、メタノールなどからメタンを作ってエネルギーを得る古細菌。嫌気性の微生物で、水田や湿地、湖沼、海底、地下深部など酸素のない環境に生息しています。正式には、メタン生成古細菌と言います。 |
|
|
|
メタンハイドレート
| 水分子が籠のような構造を作り、メタンを内包する固体結晶。低温かつ高圧の条件で安定に存在し、日本近海の深海堆積物の中に見つかっています。石油資源に代わる新エネルギーとして注目されています。 |
|
|
|
油田(ゆでん)
| 地下に石油が存在している地域。大規模な油田は中東に多い。日本では、新潟や秋田、山形、北海道等にあります。 |
|
|