第15回振動計測クラブ会合開催の概要

開催日時  2019 年2月28日(木) 14:00 - 17:00(開場13:30~)
開催場所  丸文株式会社本社 5F大会議室(〒103-8577 東京都中央区日本橋大伝馬町8番1号)
      当日の問い合わせ先 TEL:03-3639-9881(丸文株式会社 計測機器課)

第15回振動計測クラブ議事録

プログラム

14:00-14:05 開会の挨拶
服部 浩一郎(産総研 工学計測標準研究部門 強度振動標準研究グループ長)

14:05-14:10 文株式会社からの挨拶


14:10-14:25 工学計測標準研究部門の紹介
大田 明博(産総研 工学計測標準研究部門 副研究部門長)
 当計測クラブを主催する強度振動標準研究グループが所属する産業技術総合研究所 工学計測標準研究部門では、工業界で利活用される物理量を中心とした計量標準を開発・整備・供給することにより、ものづくり産業への貢献を目指している。本発表では、産総研をはじめ、工学計測標準研究部門の現状を紹介する。


14:25-15:45 加速度センサの更なる理解
Anthony Chu(Meggitt(OC)社 Vice President)
 各種加速度センサの動作原理を振り返り、真に理想とされる加速度センサの構造、特性を理解し、計測対象に適した加速度センサの選定、計測を行うための基礎知識を再認識する。また、Meggitt 社が開発した新技術マルチダンプタイプの加速度センサの動作原理を理解し、更なる適切な計測を行うための技術知識を構築する。

15:45-16:05 休憩

16:05-16:25 Back-to-back 加速度センサの校正におけるダミーマスの影響について
野里 英明(産総研 工学計測標準研究部門 強度振動標準研究グループ)
 加速度センサの校正では、レーザ干渉計を用いて、連続的な変位測定を行う。ISO 16063-11 では、back-to-back タイプの加速度センサに対して、鏡面をもつダミーマスの上端でレーザ計測することが推奨されているが、その上端と受感面が乖離していることから、高周波領域では加速度センサの感度に偏差が生じる。本研究では、ダミーマスが与える感度偏差について検証を行い、その感度偏差がDUT の校正結果へ与える影響について考察する。


16:25-16:55 APMP TCAUV およびIMEKO TC22 の会議報告
野里 英明(産総研 工学計測標準研究部門 強度振動標準研究グループ)
 APMP TCAUV は、アジア太平洋計量計画の音響超音波振動分科会であり、主にアジアの国家標準研究機関の代表者が現状・将来的な課題について意見交換を行う。一方、IMEKO TC22 は、国家標準研究機関の研究者が多数参加する学術会議である。これらの会議報告を行うことで、近年活発なアジア地域や欧米における国家標準研究機関の動向をお知らせする。


16:55-17:00 会の言葉
野里 英明(産総研 工学計測標準研究部門 強度振動標準研究グループ)


振動計測クラブ終了

17:00-19:00 技術交流会(途中退席可)
 お申込みの方に限り、振動計測クラブ会員間の親睦を深めるため、立食形式の技術交流会を行います。会費は当日会場にてお支払ください。
会場:同会場、会費:2,000 円、内容:軽食と飲み物付き


以上


2019年02月28日