インフラ診断技術研究チーム

インフラ診断高度化のためのX線非破壊検査技術の開発

バッテリー駆動可能で小型高出力のX線発生技術及び高感度X線検出技術にロボットやAI等の技術を組み合わせて、安全で効率的かつ信頼性の高いインフラ構造物の非破壊検査技術の開発を目指しています。

赤外分光を利用したコンクリート構造物診断技術開発

コンクリート構造物の劣化要因を赤外分光遠隔計測および化学的分析により時系列計測できるシステムを構築し、劣化進展が速い工場や海岸近傍のコンクリート構造等の劣化監視・診断をサポートします。

物理探査を用いたインフラ調査技術

埋設水道管の腐食リスクの評価やトンネル壁面の健全性調査などに利用可能な、非破壊探査の一種である物理探査技術の開発を行っています。

実環境における加速度センサの感度補正技術

インフラなどの実環境での正確な振動計測を実現するため、加速度センサの感度補正技術の研究を行っています。

超音波探傷イメージングの解像度向上に資するアレイプローブの超音波音場測定

発電施設や化学プラントの損傷を検査する超音波探傷イメージングの解像度向上に貢献するため、探傷用のアレイプローブから発生する超音波音場の測定技術を開発しています。

マイクロ波を用いた地中埋設パイプラインの非破壊検査法の開発

マイクロ波は、送信アンテナから受信アンテナまで管壁と近傍に閉じ込められて伝搬するため、管壁外側や管壁部に異物や亀裂が存在するとマイクロ波の反射や散乱、減衰が生じます。その特性の変化を測定することで、異物や亀裂を検出することが可能です。本研究は三重大学と企業と共同で実施しています。

道路インフラの健全性確保に資する動的荷重計測技術の開発

道路劣化・損傷に対する予防保全のため、大型車両の過積載規制に資する軸重計の高度化技術開発研究を行っています。