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「深部流体研究グループ」のページへようこそ!

産業技術総合研究所 > 地質調査総合センター > 活断層・火山研究部門 > 深部流体研究グループ  

(2017/4/14改訂)

最新情報

2016年熊本地震に関連して調査を行っています。
2016年熊本地震の調査
福島県いわき市で異常に湧き出した温泉の調査を行っています。
2011年4月11日福島県浜通りの地震(M7.0)に伴う温泉の変化
関連:東北地方太平洋沖地震後の内陸各地における地下水・温泉水の変化(活断層・地震研究センター地震地下水研究チーム作成)
文部科学省の科学研究費補助金における新学術領域研究に参加しています。
地殻ダイナミクス ‐東北沖地震後の内陸変動の統一的理解‐(2014年度から2018年度まで)
地殻流体:その実態と沈み込み変動への役割(2009年度から2013年度まで)

異動等のお知らせ

☆2017年4月1日 本グループの森川徳敏が、風早康平とグループ長を交代しました。
☆2017年4月1日 同部門水文地質研究グループの中村有理が本グループに異動しました。
☆2017年4月1日 本グループの佐藤努が同部門水文地質研究グループに異動しました。
☆2016年3月31日 本グループの堀口桂香が退職しました。

研究目的・グループ概要

ebeko volcano
エベコ火山からアライド火山を望む


調査風景
☆深部流体研究グループ:

 日本列島各地における浅層—深層地下水、温泉、ガス等を調査し、その起源、成因や流動状態を解明するための手法を開発することにより、深層に存在する地下水系や深部流体の実態を明らかにする。
 具体的研究手法は、以下の通り。

  • 地下水・ガスの各種化学・同位体組成からわかる地下水やガスの物質収支および形成機構の解明
  • 希ガス同位体組成等を用いた超長期地下水年代測定
  • 地質や地質構造と深層地下水流動の関係を明らかにするGISベースのDB開発


☆研究テーマ
  1. 深部流体の研究
     活動的火山である口永良部島、桜島、十勝岳、雌阿寒岳における、COMPUSSシステムを用いた火山噴煙のSO2放出量の観測。
    (火山ガスの観測は「マグマ活動研究グループ」と協力して取り組んでいます)
     関東地方北部とその周辺域における地下水、温泉水の滞留時間と起源の解明。

  2. 深層地下水の研究
     中国・四国地方の沿岸部および近畿地方北部における、深層地下水の起源や深部流体混入プロセスの解明。
     北海道東部、東北地方における、深層地下水流動と長期にわたる海面変化の影響の解明。
     阿武隈花崗岩地域における、亀裂地下水流動特性の解明。

  3. 地殻流体の発生と移動のダイナミクス
     Hi-net地震観測網等により観測された深部低周波地震分布に関係する熱水の情報の収集。
     具体的には、中央構造線に沿って四国-近畿-東海にかけて存在する有馬型塩水、活火山周辺の遊離炭酸を多量に含む塩水、非火山地域の炭酸ガス含有の塩水と深部低周波地震との関連について調査を行う。

公表成果など

その他の研究内容については,下記のページなどをご覧下さい:


グループメンバー

現在,下記のメンバーから構成されています.
(○印はグループリーダー)
 氏  名 備考 専門分野
森川 徳敏   グループ長 地球化学
  風早 康平     火山学
  高橋 正明   地球化学
  清水 徹     鉱床学
  高橋 浩     地球化学
  東郷 洋子     地球化学
  仲間 純子    テクニカルスタッフ
  半田 宙子    テクニカルスタッフ
  竹内 久子    テクニカルスタッフ
  大丸 純     テクニカルスタッフ
  清水 日奈子     テクニカルスタッフ
  中村 有理     テクニカルスタッフ
        
  森下 佑一     客員研究員(招へい型)
  大和田 道子     協力研究員(招へい型)
  堀口 桂香     協力研究員(招へい型)