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2016年熊本地震の調査

 当研究グループは,2016年熊本地震及びその余震域周辺において,深部流体の調査 を4/22から開始しました. 内陸地震と深部流体に関連性を解明するのが目的です.
 九州中部では,別府ー熊本ー島原にかけて帯状にヘリウム同位体比(3He/4He)が高いこ とがわかっています. 今回の熊本地震もその領域内で起こっています.高い3He/4He比はマントル起源のヘリ ウムが多く含まれることを意味しており,同時に地下深部から流体が上昇 している場であることを示しています.
  地震前後で変化がみられるかどうか,どのような範囲で変化があるのかなどを詳細に調 査する予定です. 

(注:corr 3He/4He Raは,3He/4He比を大気混入のない値に補正し,大気の3He/4Heを基準 値(=1)としたときの比の値です)
第四紀火山は,第四紀火山・貫入岩DB(西来ほか,2012),活断層は活断層DB(産総研),断 層はシームレス地質図(産総研)の地質断層を表記しています.
 

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