はじめに
産総研 情報・人間工学領域では、脳の機能回復を促進する技術を開発するために、2016年度からニューロリハビリテーションシンポジウムを開催し、リハビリにおける脳の変化について議論して参りました。2021年度から、脳の変化を理解し、計測し、予測・活用するためのプロジェクト脳の変化を捉える計測技術の開発と脳機能のデジタル化
をスタートいたしました。これまでの研究成果の臨床活用はもとよりデジタル化の流れを生かした研究開発を推進しています。2022年度は、人間情報インタラクション研究部門シンポジウム2022 ~脳の変化~
を開催いたします。脳によって生み出される痛みについて、東京慈恵会医科大学 加藤総夫 先生に基調講演を、新潟医療福祉大学 長坂和明 先生に特別講演をいただきます。産総研からは、脳損傷後の脳における変化、MRIを中心とした脳の変化を捉える計測技術、脳の個体差、そして数理モデルの活用について最新の研究成果を紹介します。心身の状態を左右する脳の変化を、深く理解する機会としていただきたく、臨床および研究、技術開発に関わる多くの方々に参加していただければ幸いです。Zoomでのオンライン開催ですので、自宅からでもご気軽に参加可能です、是非ご参加ください。
開催概要
- 大会長 人間情報インタラクション研究部門 研究部門長 小峰 秀彦
- 実行委員長 統合神経科学研究グループ 研究グループ長 菅生 康子
- 開催日 2023年2月18日(土) 13:00-16:30
- 内容 講演 6件
- 会場 オンライン開催(Zoomウェビナー)
- 会費 無料
- 定員 400名
- 主催 国立研究開発法人産業技術総合研究所情報・人間工学領域
本シンポジウムは事前登録制となっております。 参加をご希望の方はこのページ下部の事前参加登録
よりご登録ください。
プログラム
- 13:00 開会挨拶 情報・人間工学領域 副領域長 佐藤 洋
- 13:05 大会長挨拶 人間情報インタラクション研究部門 研究部門長 小峰 秀彦
- 13:10 基調講演
痛みを生み出す脳機構~Pain changes the brain, the brain changes, and causes the pain
東京慈恵会医科大学 医学部 教授・痛み脳科学センター長 加藤 総夫 - 14:10 特別講演
脳卒中後の病的な痛みのメカニズム解明とその克服に向けて
新潟医療福祉大学 リハビリテーション学部 講師 長坂 和明 - 14:40 休憩
- 14:55 一般講演1
脳損傷後の運動機能回復を生み出す可塑的変化
社会実装本部 総括企画主幹 肥後 範行 - 15:15 一般講演2
MRIで脳機能ネットワークの動的変化を捉える
心身機能・モデル化研究グループ 主任研究員 釣木澤 朋和 - 15:35 一般講演3
Brain-Computer Interfaceの操作に関わる脳の個人差
心身機能・モデル化研究グループ 研究員 笠原 和美 - 15:55 一般講演4
強化学習モデルを用いた行動からの内的過程の推定
研究戦略企画部 企画主幹 片平 健太郎 - 16:15 総合討論
- 16:30 閉会挨拶 大会長 小峰 秀彦
事前参加登録
事前登録は2/4(土)で終了させていただきました。
- 事前参加登録にはZoomアカウントが必要です。登録するメールアドレスはZoomアカウントのものを登録してください。
- ご登録いただいたメールアドレスにZoomウェビナーのURL(ID、パスコード)をお知らせいたします。
- 参加の取り消しやその他のお問い合わせは、事務局にご連絡ください。
- 本シンポジウムは主催者側で録画させていただきます。
- ご参加の皆様による本シンポジウムの録画・録音・撮影、および資料の2次利用、詳細内容のSNSへの投稿は固くお断りいたします。
- 本シンポジウムの取材をご希望の方は、1/13(金)までに事務局までご連絡ください。
事務局ML:M-BrainChg-sympo-ml@aist.go.jp