環境動態評価研究グループ
Environmental Impact Research Group
last updated 2024/4/4
当グループでは、大気環境における観測・シミュレーション技術を基盤として、大気環境の動態評価研究を推進しています。また、環境の変化を検出するための分析・モニタリング技術を開発し、産業活動の環境影響評価および地球温暖化防止のための対策評価に応用を進めています。
大気エアロゾルの挙動解明・発生源推定 炭素循環の定量化と気候変動シグナルの検出を
目指した大気主成分組成の高精度観測



粒子中の金属元素濃度比と大気中のoxidative ratioの同時測定による、東京都心部における高濃度PM2.5出現時の発生源予測
(kaneyasu et al., 2020より)

大気中の酸素濃度(O2/N2比)とアルゴン濃度(Ar/N2比)の変動要因とその観測から得られる情報の例

陸域生態系の二酸化炭素固定能評価・
炭素循環解明に関する研究
熱帯アジアにおける陸域生態系と気候変動、
人為活動の相互影響の研究


岐阜県高山市の森林観測地おける観測タワー



メクロン流域研究ステーション内森林観測塔

都市キャノピー・建物エネルギーモデルの
開発と応用
窒素酸化物と硫化カルボニルの濃度・
同位体比を指標とした炭素循環の定量化


外出自粛による気温(左)および電力消費量(右)の変化(都市気候モデルによる推定値)。Takane et al. (2022)の図を改変。

NOxとOCSを用いたCO2排出/吸収量の高度化

気候変動と社会システム変動が都市・森林の生態系に
及ぼす影響の数値シミュレーション

The impact of climate change and social system on urban/forest ecosystems
高感度分光法による環境分子の観測

The fire related PM2.5 associated mortality in the 2010s. Figure of Park et al. (2024)