産総研で働く障がい者の声
産総研では、たくさんの障がい者の方が働いています。
産総研での活動を紹介します。
Eさん(2012年入所)
パソコン技術の進歩により、視覚障がい者をはじめ、身体障がい者の可能性は益々広がりつつあります。私は主に、資料の和英・英和翻訳や英文添削を担当しておりますが、これらの業務を遂行する上で、JAWSやNVDA等の画面読み上げソフトを常備したパソコンは、重度の弱視である私にとって必要不可欠です。国立研究開発法人である産総研は、支援機器貸出制度等の助成対象外ですが、所属部署の予算での必要機器・ソフトウェアの購入や、同僚による読み上げ、誤字脱字確認、誘導等の視覚的サポートにより、可能な限り晴眼者と同様に業務を遂行できるようご配慮頂いています。産総研で勤め始めて、今年で早くも10年目となります。引き続き、長年の海外生活から得た語学力や異文化交流経験を活かし、産総研が日本を代表する国立研究機関として、よりグローバルに活動できるよう、微力ながらも貢献していく所存です。
Wさん (2017年入所)
Q1、産総研でのお仕事の内容を教えてください。私の仕事は、産総研イントラの所属部署のページの更新、自動車通行証の発行や外来者の受付登録、他にも掲示物の作成をしたり、部屋の方のPCの設定サポートや共用機器の更新作業などをしています。
Q2、働きやすいと思うところはどんなところですか。
周りの方々が協力してくれます。
そしてとても信頼して仕事ができます
休暇が取得しやすいところも助かっています。
Q3、逆にこんなところが困っているところはありますか。
外来者の登録があった時に自動車で来訪であった場合は、正門にある守衛所まで受付簿を印刷して届けなければいけません。私は下肢に障害があるのできつい時があります。
ですが、無理をせずに他の方にお願いすることもあります。
Q4、産総研で働いて感じたことや思ったことがありましたら教えてください。
障害者を担当する部署(バリアフリー推進グループ)があることがとても心強いと感じています。
誰もが障がい者になり得ることを知って、自分にも人にも優しい気持ちでいることで共生の輪が広がるお手伝いができたら幸せなことだなと思います。
Mさん (2013年入所)
Q1、産総研でのお仕事の内容を教えてください。私は、福利厚生業務を行う部署で職員の登録情報の変更などを、共済組合本部に送付する書類を作成しています。他にも、室員の方のPCの設定サポートなどもしています。
Q2、働きやすいと思うところはどんなところですか。
自分でその日の業務を判断して、時間のやりくりをしてできるところです。
うまく時間が余れば、プラスαで自分のやりたい業務に携わることができます。私の場合は、PCの設定の勉強をしたり、EXCELの関数を調べて作ったりして、PCのよろず相談窓口がいつでもできるようにしています。
Q3、逆にこんなところが困っているところはありますか。
大きく困っていることはありません。
苦手なことはどうしたらいいのかを一緒に考えてくれる同僚の方がいますので、とても心強いです。
強いて言えば、とても自由にやらせてもらえているので、自分が現状で満足してしまうと、成長が止まってしまうと思っています。
Q4、産総研で働いて感じたことや思ったことがありましたら教えてください。
他の会社で働いたことがありますが、比べると全体的に余裕があり、先のことまで見据えて活動している方が多いなという感想があります。
私も数年後、自分がどうしていきたいのかと考える余裕ができたと感じます。
もちろん、今を考えることも大事で、それをしっかりこなすことが重要だと思っています。