パルス法NMRによる硬化劣化層の検出
事例No.
OK-0028
概要
次亜塩素酸がエチレンプロピレンゴム(EPDM)表面に形成する劣化層の脆化を検出する。
お困りごと・要望
材料劣化の程度を知りたい。塩素劣化のメカニズムを知りたい。
事例提供機関
サンプル
カーボンブラックを配合したEPDMのパーオキサイド架橋物を、弱酸性の次亜塩素酸ナトリウム水溶液に浸漬したサンプル。
分析方法
劣化したサンプルと回収した黒粉のパルス法NMR測定を行って、分子運動性が凍結した成分(不動化成分)を検出し、定量する。
分析結果
関連装置
Bruker、minispec mq20
開放機器データベース
日本電子、JNM-MU25
コメント
参照:「OK-0025: ゴムの内部への遊離有効塩素の浸透性の評価」、「OK-0026: ゴムの塩素劣化現象の形態観察」、「OK-0027: ゴムの劣化層が材料強度に及ぼす影響の解明」、「OK-0029: プラスチックへの遊離有効塩素の浸透性の評価」 」、「OK-0030: 次亜塩素酸が形成する劣化層の厚さの予測」、「OK-0031強度劣化を予測するための力学試験」
適用可能な材料
ゴム一般