パルス法NMRによるゴムの混練りの追跡

事例No.

OK-0013

概要

ゴムの混練りによる構造変化をスピン‐スピン緩和挙動で追跡する。

お困りごと・要望

混練りの条件が適正であるか知りたい。混練機の違いによる差を知りたい。

事例提供機関

サンプル

2.5Lワンダーニーダーを用いて、イソプレンゴム(IR)を10分間素練り後、ステアリン酸 1phr、酸化亜鉛 3phr、FEF-CB 40phrを添加して7分間混錬。混練りの進行に伴って随時サンプリング。

分析方法

サンプルのスピン‐スピン緩和を解析して、絡み合い相および非絡み合い相の運動性と量を追跡する。

分析結果

・絡み合い相の運動性にほとんど変化はなかった。
・非絡み合い相の運動性と量にBIT前後で大きな変化が見られた。

関連装置

Bruker、minispec mq20

開放機器データベース
日本電子、JNM-MU25

コメント

混錬りの成否を評価可能
補強性充填剤とゴムとの相互作用に関する情報を得ることも可能

適用可能な材料

ゴム一般