計装化シャルピー衝撃試験による破壊状況の把握

事例No.

OK-0004

概要

衝撃試験時の荷重-変位曲線から脆性/延性の程度を把握する。

お困りごと・要望

樹脂が衝撃的に破壊する状況を詳細に把握したい。

事例提供機関

サンプル

シャルピー衝撃試験では、JISにより試験片が定められており、80×10×4mmの短冊に2mmの切込みを入れたものになります。

分析方法

シャルピー衝撃試験において、短い時間間隔で、試験力と変位の関係を採取します。

分析結果

脆性破壊する材料においては少しの変位でも試験力がゼロとなり破壊が完全に終了していますが、
延性破壊する材料においては大きな変位となるまで試験力がゼロとならず、破壊がなかなか完全には終了していない様子が観察されます。

関連装置

コメント

計装化衝撃試験によって、衝撃破壊時の脆性/延性の程度を試験力-変位曲線から評価することが可能となります。また、破壊面の観察をも併用することで、詳細な破壊状況を知ることが可能となります。

適用可能な材料

樹脂一般