レオメーターによるポリマーの熱物性評価

事例No.

AC-0028

概要

示差走査熱量計(DSC)では評価が難しいポリマーのガラス転移温度をレオメーターの温度依存性測定により評価した。

お困りごと・要望

ポリマーのガラス転移温度を知りたい。

事例提供機関

サンプル

液晶ポリマー

分析方法

液晶ポリマーを高温から低温まで変化させながら動的粘弾性測定を行った。

分析結果

DSCではガラス転移温度(Tg)を決定できなかったが、レオメーターの損失正接(tand)のピークトップの温度からTgを決定することができた。

コメント

レオメーターの温度依存性測定では、DSCでは取得が困難な、ガラス転移温度、非晶領域の緩和や結晶領域の固相転移などの情報取得が可能です。

適用可能な材料

樹脂、ゴム