産友会メールマガジン第63号 【創薬関連技術】

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   産総研中国センター友の会(産友会)メールマガジン
        【第63号/ 2017.03.31発行】
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【特集:創薬関連技術】
人間にとって健康や病気治療は最大の関心事の1つです。これからの創薬は、製薬企業・大学・公的研究機関などが連携して、バイオ技術や情報技術も活用して効率的に取り組むことが大切です。
 
(報告書、記事、サイト等)
■創薬・診断分野
経済産業省による技術戦略マップであり、患者数・治療満足度の低さ等から「アルツハイマー」、「糖尿病」、「がん」を選定し、各疾患の治療のあるべき将来像から導き出される必要な技術開発と、共通基盤技術の抽出を行ったものです。
 
■バイオテクノロジーを活用した更なる医療イノベーションの加速化 ~時代に合った日本型エコシステムの実現に向けて~
経済産業省によるこの資料では、創薬成功率の動向、新薬創出に向けた潮流、日本の製薬企業の現状、解決の方向性などが記されています。
 
■バイオ医薬品関連政策の視点 -我が国における創薬事業の発展に向けて-
経済産業省によるこの資料では、創薬分野への期待、創薬分野における現状と今後の方向性、医薬品市場の現状、創薬事業の課題、ビジネスモデルの転換、今後のバイオ医薬開発のための新たな視点、創薬分野における社会経済的視点等の導入、医療費と治療効果の相関図などが記されています。
 
■医薬品産業ビジョン2013 ~創薬環境の国家間競争を勝ち抜くために、次元の違う取組を~
厚生労働省が日本の医薬品産業の将来的なビジョンを描くことを念頭にして策定したもので、医薬品産業の現状と課題、将来像、医薬品産業政策の今後のあるべき方向性について示されています。
 
■医薬品産業強化総合戦略 ~グローバル展開を見据えた創薬~
厚生労働省が策定したこの総合戦略は、骨太の方針2015も踏まえ、「後発医薬品80%時代」において、「国民への良質な医薬品の安定供給」・「医療費の効率化」・「産業の競争力強化」を三位一体で実現するための医薬品産業の競争力強化に向けた緊急的・集中実施的な戦略です。
 
■健康・医療戦略に係る厚生労働省の主な取組について(参考資料集)
オールジャパンでの医薬品創出、革新的医療技術創出拠点プロジェクト、薬事規制の国際調和などの様々な取組について記されています。
 
(産総研関係)
■創薬基盤研究部門
本部門では、我々が強みとする“糖鎖解析技術”、“ヒト幹細胞の樹立・標準化技術と分化誘導技術”を駆使しながら、創薬や再生医療に求められる新たな技術の開発と企業連携による成果の産業化を進めています。
 
■創薬分子プロファイリング研究センター
本研究センターでは、医薬分子の候補化合物の探索とその上市の間に横たわる死の谷となる、分子プロファイリングの非効率性・曖昧性の問題の解決を図り、ドロップ薬の再開発や開発薬の臨床研究へのステップアップを効率化することで、停滞している日本の創薬力を短期的且つ効果的に活性化させることを目的としています。
 
■バイオメディカル研究部門
本部門では、生体分子の構造・機能、細胞の機能・動態、個体の病態・発症メカニズムを理解、解明するとともに、得られた知見を活用し新しい創薬基盤・医療基盤技術の開発を進めています。
 
■健康工学研究部門 生体ナノ計測研究グループ
本グループでは、健康状態を可視化する分子診断技術の産業技術化を目指して、超高感度生体イメージングと誰でも手軽に計れるプリンテッドバイオチップの目的基礎研究を行い、新規体内診断薬と体外診断薬の橋渡し研究を進めています。
 
■アルツハイマー病の原因とされるタンパク質を細胞内で可視化する技術を開発 -発症メカニズムの解明や治療薬の候補物質のスクリーニングに貢献-
産総研などは、アルツハイマー病の原因因子の一つであるアミロイドβタンパク質の動態を、生きた神経細胞内や生体内で可視化する技術を開発しました。この技術は、培養細胞や生きた個体を用いたアルツハイマー病治療薬の候補物質のスクリーニングへの応用やアルツハイマー病の発症メカニズムの解明への貢献が期待されます。
 
■細胞の代謝とがん化を司る、細胞内エネルギーセンサーを発見
産総研などは、細胞内のエネルギー物質 “GTP(グアノシン三リン酸)”の濃度を検知し、細胞の働きを制御する “GTPセンサー”を発見しました。発見したGTPセンサー機能が、がんの増殖にも関与することを確認しました。本研究成果により今後、がんおよび代謝疾患への治療や創薬が大きく展開していくことが期待されます。
 
■生きた細胞内における外来DNA分解の可視化に成功 -細胞が外来遺伝子から体を守るしくみ-
産総研などは、生きた細胞内に導入したDNAが分解される機構をリアルタイムに可視化する技術を開発し、DNAの分解活性が細胞の種類によって異なっていることを発見しました。遺伝子治療・核酸医薬等の分子機序に基づいた創薬への貢献が期待されます。
 
■マウスES細胞から胃の組織細胞の分化に成功 -幹細胞から胃を丸ごと作製-
産総研などは、さまざまな細胞に分化する多能性幹細胞であるマウスES細胞を分化させることで胃の組織細胞を作製する技術を開発し、ヒスタミン刺激に応答して胃酸を分泌し消化酵素などを分泌する胃の組織細胞を作製しました。創薬、安全性試験、病態モデル研究への応用が期待されます。
 
■半導体ナノ粒子の発光が安定化するメカニズムを解明 -個々の生体分子の観察に基づく創薬・診断技術の確立を目指して-
産総研などは、半導体量子ドットと呼ばれる発光性の半導体ナノ粒子の退色機構を解明し、発光を安定化する有効な手法を提案しました。生きている細胞内で個々の分子の働きを観察することで、創薬・診断技術の高度化が期待されます。
 
(学会、その他)
■公益社団法人 日本薬学会
日本薬学会は、「くすり」に関係する研究者や技術者が、学術上の情報交換を行い、学術文化の発展を目的とする学術団体です。
 
■公益社団法人 日本薬理学会
日本薬理学会は、薬理学に関する学理及び応用の研究についての知識の普及、会員相互及び内外の関連学会との連携協力を行うことにより、薬理学の進歩を図り、もってわが国学術文化の発展に寄与することを目的とする学術団体です。
 
■製薬協 産業ビジョン2025 世界に届ける創薬イノベーション
日本に拠点を置いて事業活動を行う研究開発型製薬企業が 2025 年までに実現することが期待される将来像です。
 
■産学官連携による創薬 -アカデミア発シーズへの創薬支援戦略-
ヒューマンサイエンス振興財団による研究資源委員会調査報告書で、産学官連携による医療産業振興に関して、アカデミー発シーズの育成支援戦略と企業の関連について報告し、日本と海外の両視点から考察し、医療産業の発展を促進する為の提言を述べたものです。
 
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国立研究開発法人 産業技術総合研究所 中国センター 産学官連携推進室
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