ヒューマノイドロボットとは、人間の形をした二足で歩くロボットのことです。人間の形をして人間と同じように動けるので、ロボット専用の作業空間を用意する必要がなく、人間のために作られた環境がそのまま使える特徴があります。産総研では、この特徴を活かした、働くヒューマノイドロボットの実現を目指して研究を行っています。
展示コーナーに展示されているHRP-1は、経済産業省が1998年度から5ヵ年計画で実施した、人間協調共存型ロボットシステムプロジェクト(Humanoid Robotics Project, HRP)において開発されたヒューマノイドロボットです。産総研では、川田工業、安川電機、清水建設と共同して、HRP-1をベースに、同プロジェクトの最終成果機としてHRP-2「Promet(プロメテ)」を開発しました。
HRP-2は、身長154cm、体重58kgで腰2軸を含む30自由度を有し、軽量・多自由度を実現しています。凸凹道の歩行や転倒回復動作も実現しました。HRP-2等の成果をベースに、HRP-3「Promet Mk-II(プロメテ マーク・ツー)」やHRP-4C「未夢(ミーム)」等の新たなヒューマノイドロボットの開発を実現しています。
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